雑記

ごぶさたしています

 新型コロナウィルスの影響で演劇公演がどんどん中止になり、映画館も閉鎖され、時間はたっぷりあるのに、主に芝居や映画の感想を書くためのこのblogに書くことがなくなってしまった。この間、ほぼ自宅で家事をしたり、ぼんやりしたり、録画したテレビ番組を見たり、本を読んだり、インターネットで配信される芝居の映像や読み合わせ配信を見たりしていた。緊急事態宣言は解除されても、相変わらず演劇公演中止のニュースは続いており、映画館はオープンしたものの、職場から引き続き外出自粛を求められていることもあり、しばらくは自宅で巣ごもりの日々が続きそうだ。

 緊急事態宣言期間中、ネット上ではいろんな”バトン”が流行していたが、その中の一つ「7日間ブックカバーチャレンジ」をやってみた。内容には触れずに、本の表紙の写真を公開するだけ。内容に触れられないなんて、なんてつまらないんだ!と思ったけれど、とりあえず内容とはほとんど関係ない好き勝手な文章とともに、家に積み上げられている本の表紙を紹介するだけというのは、思いのほか楽しかった。

 本を読むのは好きで、たくさんとは言えないまでも、それなりに読んでるほうだと思う。けれどもこれまでこのblogに読んだ本の感想を書かなかったのは、暇つぶしや仕事のために手当たり次第に読んでいるため、きりがないし、つまらないものや内容が全く頭に入らず感想を書くに至らないものも多いからだ。あと、本って形があるから、あとで見返せばいいかと思ってしまうのかもしれない。その結果、最近では読んだものの全く内容を覚えておらず、挙句の果てに同じ本をまた購入して、途中ぐらいにようやく「なんか読んだことあるような気がする」と思う事態が発生。それで、最近になってようやくテクノロジーの力を借りて、読んだ本の記録をつけるようになった。

 どうせ記録するならこっちに載せてもいいんじゃないの?というわけで、読んだ本の記録とか、配信で観た芝居の記録とかもちょこちょこ載せてみようと思う。感想は、あんまり詳しく書かないと思う(というより、本に関しては読んだという記録だけになる可能性大)けど、よかったらたまに見に来てください。

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感動するが「分からない」

 職場の倉庫の片隅に置かれていた小冊子に、北山修先生が書いた『感動するが「分からない」』という文章を見つけた。”アウトサイダー・アート”の特集だった。アウトサイダー・アート(英: outsider art)とは、Wikipediaによると「特に芸術の伝統的な訓練を受けておらず、名声を目指すでもなく、既成の芸術の流派や傾向・モードに一切とらわれることなく自然に表現した作品のこと」だという。
 北山修先生は精神分析の専門家だ。精神分析では世にあるいろんなメディアの中でも言語をツールとし、心の問題を言葉で取り扱うことが目標で方法なのだという。他方で北山先生は作詞家でもあるのだが、その立場からも言葉が見つからないという壁に直面することもあるという。”アウトサイダー・アート”と名付けられた作品群と出会うとき、精神分析家も「分からないもの」「言葉にならないもの」と次々に出会う。いわゆる学問や勉強というものは「分かる」のが仕事なのだけれど、これらの作品は「分からない」のだという。

 文章を書くことは好きで、このblogを始めてもう10年以上が経ったけれど、「書く」という行為は、自分の周囲で起こる出来事や観た芝居や映画や芸術作品を、「分かる」ためにしていることなのかもしれないと思った。だから、このブログを始めたのはそもそも自分自身のためだった。

「生きている間にこれに出会えることの貴重さと、そこで生じる感慨や感動は、解釈として言葉になればなるほど、解釈者は自分のことを思い知らされることでしょう。」

 私はそもそも自分のことにばかり興味があり、誰かの表現を通して自分のことを分かりたいのだと思う。

 でも同時に、誰かの表現を通して、その誰かのことを分かりたいとも思う。感動するが「分からない」とき、分かりたくて分かりたくて、その感動に言葉を与えようと言葉を探す。

 「(前略)私たちも分からないのを我慢して置いておけるなら、これらの作品に出会いながら新しい言葉が生まれていくというプロセスを経験するかもしれません。そこで一言で言ってしまえば、この特集ではすぐに言葉にしないで作品を心に置いておいていただきたいというのが、私たちが提案している鑑賞法です。
 言うに言えない前言語的状況はめったに経験しないものです。(中略)言葉があって初めてその意味を考えられるという面もありますが、『意味のための表現を模索する』つまり『言葉を探す』ことも大事と思います。」

 あ、図らずもブログを更新していない言い訳みたいになってしまった。 

 ちなみに、自分自身のために書き始めたブログを公開することにしたのは、たぶんそれを誰かと共有したかったからで、そうすることで誰かとつながりたかったのだと思う。
 そんなわけで。
 更新されてないブログを読みに来てくれて、どうもありがとう。
 私はこれからもたぶん、この想いを伝える言葉を探し続けると思います。

   参照、引用:『心理臨床の広場16 Vol.8 No.2』 2016

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中村勘三郎さん、逝去

 歌舞伎俳優の中村勘三郎さんが、12月5日に亡くなられました。こころよりご冥福をお祈りいたします。

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第三舞台と私

 第三舞台に初めて出会ったのは、1993年のこと。とある女子高の演劇部が上演した「ピルグリム」でした。鴻上尚史という人の名前は知っていたし、週刊朝日に連載されていたエッセイを読んだこともあったのですが、お芝居を見たのはそれが初めてで、高校生が演じたのはダイジェスト版で30分に短縮されていたにもかかわらず、私は衝撃を受けました。

 伝言ダイヤルというコミュニケーションツールを素材にして、コミュニケーションとか、共同体というテーマを扱ったこの作品は、ずっとコミュニケーションに困難を感じ、共同体からはじかれてきたと思っていた私にとって、いろんなヒントをくれた芝居でした。

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続・なぜ書くのか

 blogやCoRichに書き込みをするうえで私自身が心がけていることは以前にも書きました。

なぜ書くのか(1)
なぜ書くのか(2)

 この記事を書いてから5年以上が経っていますが、その気持ちにまったく変わりはありません。
 さらに、この5年の間に、自分のスタンスを再確認するきっかけが二つありました。

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【速報】キャナルシティ劇場誕生

 数日前に噂を聴き、ピクニックさんからのDMなどでも知りましたが、ちゃんとしたニュースをまだ確認できていません。

 一番詳しいのは、シアターリーグさん。
 http://www.moon-light.ne.jp/news/2010/10/canalcity.html


 でも、福岡シティ劇場の最新?情報によると、4月にはもう劇場転換の検討が始まっていたんだね…。
 http://www.canalcity.co.jp/theater/
 
 これで今後一層博多エリアに出かけることが多くなりそうです。ご飯を食べられるところもいっぱいあるし、お買い物もできるし、嬉しいなぁ。平日なら車で行ってもよさそうだなぁ。
 博多エリアに劇場が集中してるのもいいですね。お隣のぽんプラザホールが小劇場だから、いっそ無印良品に引っ越してもらって、あそこに400~600くらいの中劇場ができればいいんじゃないでしょうか。あ、博多リバレインのどこかに中劇場を作るという手もあるな。ゲイツも空いてるじゃん!福岡市さん、どうでしょう?

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福岡・九州地域演劇祭「夏の夜の夢」劇評賞を受賞しました

 このたび、福岡・九州地域演劇祭「夏の夜の夢」劇評賞を受賞しました!
 どんな形であれ、文章を書くものにとって、評価をいただくのはとてもうれしいことです。
 お祝いメッセージを下さったみなさまにも、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
 
 ふだんこのサイトにアップしているものは、自分の中では”劇評”とは違うと考えています。なんというか、”劇評以前の感想”と考えているので、どちらかと言うと主観で書いています。いわゆるクオリティが低いものでも、好みに合えば"おもしろかった"と書くし、好きな役者が出ていたら、もうそれだけでおっけー!という場合もあります。
 基本的には、”ほめる”のを前提にしています。”厳しいことをあまり書かない”と思われたら、それは、厳しい批判を書いたり読んだりすることは、私にとって非常につらくてしんどい作業であるからです。つらいことはあんまりしたくありません。できれば楽しいことをやりたいです。楽しくなければ続けられません。ここは、そこそこ長く続いているサイトなので、読まれる方はそのあたりを鑑みて読んでいただければ嬉しいです。

 受賞した劇評は、近日中にサイトにアップされるそうです。
 なお、これは、応募した劇評に加筆したものです。だから文章のつながりが多少おかしいです(笑)

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あけましておめでとうございます

 2010年も細々とやっていきますので、よろしくお願いします。

 いろいろ放置されていますが、まあ年度単位で仕事してますので、今年度中には何とか…したい(希望、というか2010年の目標ってことで)

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九州戯曲賞、応募受付中!

 「九州戯曲賞」というものが創設されたらしいです。

 応募資格は「福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県に在住または主たる活動の場とする劇作家」。ということは、高校生も、新人も、ベテランも、九州に住んでれば応募できるということですよね。

 作品条件は「2008年1月から12月までに書き下ろされた作品(一人1作品)で、書籍あるいは雑誌に未発表のもの。

 最終審査員のメンバーがすごい。
 「中島かずき、横内謙介、松田正隆、土田英生」の四氏。なかなか凄いメンバーだと思います。九州に縁があるんだか無いんだか、いやたぶんあるから選ばれたメンバーですね。

 締切は7月31日(当日消印有効)。NPO法人FPAP(ぽんプラザホール)まで、郵送か持参すればいいみたいです。

 応募詳細はこちら
 九州地域演劇協議会サイト

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あけましておめでとうございます

2009年が明けてしまいました・・・。
本年もどうぞよろしくお願いします。

2008年の観劇本数は41本(のべ45本)。見たかったのに見られなかったものもたくさんありましたが、まあちょうどいい感じかなぁ。今年もぼちぼち見ていきたいと思います。どこかで見かけたら声掛けてくださいませ。

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