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「CATS」

劇団四季「CATS」

 日時:2022年4月14日(木)13:30開演

 会場:キャナルシティ劇場

 

 本当は昨年見に行く予定だった。しかし、コロナやらなんやらでずれ込んで、年度をまたぎ、なんでよりによってこんな忙しい時に…と思ったら、福岡公演は4月17日までだった。

 

 初めてCATSというミュージカルを観たのは、ロンドンだった。CATSで劇団四季にドはまりした友人と一緒だった。彼女曰く「CATSなら特に物語はないから、英語が分からなくても大丈夫!」ということだった。果たして、ものがたり重視派の私にとっては、ものがたりがなさ過ぎて???だった。あったとしても、英語が分かんないからせりふの意味とか分からないけどさー。

 その後、劇団四季版のCATSも観たけれど、当然ロンドン版とほとんど同じで、猫が次々に出てきて歌って踊るだけで、いったい何が面白いのかやっぱり分からなかった(すみません)。

 

 劇場内に入ると、装置のすごさに圧倒される。今回は2階席だったのだけれど、バルコニー席のすぐそばまでキャットウォークがあり、コロナでなければ(コロナのせいで、猫が客席に登場する演出はカットされていたようだ)2階席でも楽しいだろうなぁと思った。

 わかっていたとおり、猫が次々に登場して歌って踊るだけなのだが、アンドリュー・ロイド=ウェバーの音楽やダンサーさんたちのダンスは素晴らしいと思った。次々に繰り出されるナンバーのうちのいくつかは、ああ、これキャッツの曲だったんだーと思うものもあり、家に帰ってからYouTubeで検索してダイジェストで聞いた。これはCD買いたくなりますね…。音楽で印象に残っているのは、ランペルティーザとマンゴジュリー。あとはスキンブルシャンクスかな。

 ジェニエニドッツのタップダンスはかっこよかった!ちなみにロンドンで見たときは、ラム・タム・タガー役の方がめっちゃ身体能力が高くてかっこよくて歌も上手だったのが印象に残っている。四季版ではやはり加藤敬二さまのミストフェリーズ!…と言う私はだいぶ古い人間…。しばらく四季を観ていないうちに、私の知っている役者さんはほぼいなくなってしまっており、今回のキャストはみんな知らない人ばかりだった。

 私がキャッツにはまれない理由はいくつかある。

 ひとつには、だれがセンターか分からないということ。でもこれは、みんながセンターってことなんだろうね。

 ただ、なんとなくグリザベラがセンターっぽい。ここでもうひとつよくわからないのが、なぜグリザベラが”最も純粋なジェリクルキャッツに選ばれる”のかということ。そもそもジェリクルキャッツって何?最後に「天上に上り、新しい人生を生きることを許される、ただ一匹の猫が選ばれる」のだが、それは名誉なことなんだよね?なぜそれがグリザベラなの?歌がうまいから?でも結局グリザベラは弱って死んで、天に召されたんだよね?それって名誉なことなの?とか思ってしまう私は、アホでしょうか…。

 …そんな話を一緒に観た人たちにしていたのだけれど、みんなそれぞれに自分の解釈を語ってくれて、それを聞くのはとても面白かった。キリスト教的解釈では神の御許に召されるのはこの上もなく幸せなことだからじゃないかとか、それぞれの猫に個性があって素敵だよねって話だよね、とか、あの猫の世界は人間の世界を反映しているんだよねとかとか。そうか。物語がないぶんいろいろな解釈ができる、それがキャッツの魅力なのかもしれないと思いました。

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