「王家の紋章」
「王家の紋章」
日時:2021年9月20日(祝)12:00開演
会場:博多座
浦井健ちゃんが博多座に来る!ということで、早々とチケットゲット。神田沙也加ちゃんも久しぶり!
3列目で観劇。
全く予習なしで観に行った。高校生の頃、世界史が得意な友人が「エジプト史は『王家の紋章』で勉強した」と言っていたので、古代エジプトの話だと思っていたら、まさかのタイムスリップ。
ザ・浦井健治!キラキラの王様衣装に身を包み、無駄に何種類ものマントを着替えては翻し、ばたばた走って、歌う!いやーかっこいい!そんなあなたに会いたかった!大好きです!
健ちゃん、だいぶ身体が大きくなった。数年前は太ったのか?と思ってたけど、それなりに身体をつくってるんですよね?クライマックスでの殺陣が早い!動きが大きくてダイナミック!
メンフィスは若い国王らしい傍若無人、天衣無縫っぷり。一方で、女性には超優しくて、姉王のアイシスにも、隣国ヒッタイトの姫にも、無意識に心からの優しさを見せる。たぶん”好きだから”とかじゃなくて、ただ王として平等に愛を注いでるだけなので、始末が悪い。女たちはそんなあなたに目がハートです…。キャロルに対しても、最初は金髪白い肌の珍しい女を、権力に任せて自分の”もの”にしようとしてたけど、「この俺に歯向かうとは!」からの、キャロルの知性や誰に対しても物おじせず対等に向き合おうとする態度に恋に落ちてしまう。大きな手でキャロルの頭をぽんってするところとか、彼女に対する接し方のすべてに、愛情とかやさしさが満ち満ち溢れていた。「メタルマクベス」の時にも思ったけれど、浦井健治という人は本当に愛情にあふれていて、だれに対しても惜しみなくその愛を注げる人なのだと思う。それが彼の芝居にすごく表れている。
神田沙也加ちゃんが素晴らしい。かわいい。歌声は素晴らしいし、踊ってもよし。感情豊かな表情と表現力。
朝夏まなとさんは、プライド高いエジプトの姫が超お似合い。朝夏さんは、ただキュートでかわいい女性よりも、やっぱりこれぐらい気位の高い女性がよく似合う。一方で、大好きな弟王に対してはメロメロでかわいい女性になっちゃう、という一面がまた素敵。ヒッタイトの姫やキャロルに嫉妬して極悪なことをしてしまう一方で、報われない愛を嘆く姿が切ない。
山口祐一郎さまがやはり素敵。お声がいい。登場場面から茶目っけを発揮し、健ちゃんにアピール。メンフィスはお茶目キャラじゃないので、健ちゃんもそんなに茶目っ気は出せないながら、ちょこっと返している…。ミュージカル界の二大お茶目。
大貫さん@イズミルは、トートですか…?役柄とは違って、わりと快活な印象を受けました。別の役柄でも見てみたいなぁ。今度はもっと踊る系のやつで。
ダンサーの方々のレベルがめちゃくちゃ高い!特に、男性陣。彼らが時に、登場人物たちの内面の心情をダンスで表現する。その中でも4人ぐらいいるメンフィスダンサーズ(すみません勝手に名付けました)のダンスは、本当にかっこよかった!
カーテンコールで登場した健ちゃんは、にこにこ笑顔で可愛らしい。本編ではずっとまなざしもきりりとした厳しい表情だったけど、浦井健治の笑顔には本当に癒される。何度も何度も登場しての投げキッス、必ず沙也加ちゃんを先に行かせるレディーファーストっぷり、改めて浦井健治の魅力にやられた一日でした。
チケット代もだいぶいいお値段なので1回しか見に行けませんでしたが、別キャストでも見たいなぁ…。沼…。
次の健ちゃんの芝居では、これまた大好きな前田旺志郎くんと共演とのことで、追っかけたい…。12月に兵庫…ああ(悩)。
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