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「ソラヤマの自伝」

あひるなんちゃら関村個人企画劇場版

宇宙の話を3つしよう

「ソラヤマの自伝」

 日時:2021年2月21日(日)21:00開演

 会場:うち

 

 ものがたり

 元宇宙飛行士ソラヤマ(石澤美和)の自伝が完成した。しかし、ソラヤマはもうこの世にいない。つい先日亡くなったのだ。担当編集者(篠本美和)が休暇を取って北海道に旅行に行ったりしなければ、自伝はもっと早く完成して、ソラヤマは完成した自伝を見ることできていかもしれないのに。ソラヤマの妹・ミチコ(松木美路子)を訪れた担当編集者は、仏檀に参っては供えられているメロンがおいしそうだの北海道みやげの白い恋人はすべて自分で食べてしまったから代わりに旅で購入した村上龍の本を差し出したりと、かなり自由。

 さかのぼること半年前。余命いくばくもないソラヤマは、編集者の求めに応じて自伝を書くことにした。妹のミチコは、「お姉ちゃんに書けるわけがない。センスないから世間に笑われるだけだ」と大反対。

 そして案の定書けない。書けないままに、担当編集者や妹とどうでもいいことをだらだらしゃべりながら、時が過ぎていく。


 ”死ぬ前、最後に何が食べたいか”の話題で、焼き肉ライスバーガーが「発売されたの、今年ですから」というセリフが出てきて、これが1987年のことだとわかる。

 完成した自伝のタイトルは「猫は地球を見て美しいと思わないよ」。ケニーくんと大竹くんががやったあの芝居もう1回みたくなった。

 

 余命いくばくもないソラヤマも担当編集者のコバヤシも、全く悲壮感もなくのんびりしており、妹のミチコだけが現実的でキリキリしている。でも、ミチコはミチコなりに姉を大切に思っている。コバヤシもコバヤシなりにきちんと仕事している。配信ならではの演出で、にこにこと手を振るソラヤマは、そんな二人を遠くで見ているのか…。

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