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「私をくいとめて」

私をくいとめて

 日時:2021年1月8日(金)

 会場:ユナイテッドシネマキャナルシティ13

 

 大雪のため歩いて出勤した。珍しく定時で仕事を終えて職場を出た。…遊びに行きたい…。

 帰ろうと一度は家へ向かってみたものの、大通りに出たところでやっぱりと思い直し、まだチェーンをはいて走っていたバスに乗った。キャナルシティ超久しぶり。キャナル付近の歩道にはまだ雪が残っていて、半屋外にあるエスカレーターは雪のため閉鎖されていた。のんびりショッピングを楽しむ余裕はなく映画館へ。

 

 大九明子監督作品は、「勝手にふるえてろ」は観そびれて、深夜ドラマの「捨ててよ、安達さん」を見ていた。う〜ん…と思いながら結局全話見てしまった。私ももうずいぶんいい年になり、同じおひとり様でも30代女子のリアルにはあまり共感できなくなってしまった。ひとりでかっぱ橋商店街へ行って、ろう細工の食品サンプルを作ってみたり、デパ地下でおいしいお惣菜を買ったり、流行りのお店のサンドイッチをテイクアウトして4人がけテーブルを一人で独占し、家族連れやカップルから白い目で見られながら小さくなって食べたり、やってることはほぼ同じなんだけど。私もハタから見たらあんなふうなんだろうなあ…。

 脳内相談役A(声:中村倫也)の存在も、ちょっと共感しがたかった。自分の中に自分じゃない(いちおう)存在を飼うのはかなり高度だ。”自分じゃない”といったところでしょせん自分なのだから、それが”自分じゃないA”だと自分に信じ込ませるのは、並大抵のことじゃできない。

 

 多田くん(林遣都)が”年下男子”というのもちょっと「え~」だった。どう見てものんさんの方が年下でしょう。そして実際のんさんの方が年下でしょう。明らかにミスキャストだけれど、実際あの押しが強いのか弱いのかよくわからない情けない多田くんは、林くんくらい達者な役者でないと演じられなかったと思うのでしょうがない。

 のんさんがかわいい。ってか美人。猫背でガニ股だけど。結婚してイタリアに行ってしまった親友:橋本愛さんも、相変わらずの美人。朝ドラ「あまちゃん」で共演していた2人とも大人になった。
 先輩おひとりさまの臼田あさ美さんは、めざましテレビでイマドキ娘をやっていた時から好きだったけど、まさかこうなるとは…。バレンタインの東京タワーで、嫌われ者のカーター(若林拓也)に尽くしまくり、告白して見事成功するという、おひとりさまの鏡のような行動力に拍手。

 上司サワダさんを演じた片桐はいりさんは、珍しくかっこよくて憧れられる存在の役。ただ、サワダさんに旦那さんがいた、というのは心底がっかりした。たぶんみつ子の100倍がっかりした。いかんいかん。

 

 会社でセクハラに遭ったり、せっかくチャレンジした出会いでセクハラまがいの目に遭ったり、私自身はあまりそういう目に遭ったこと
がなく、遭っても多分気付かずにスルーしたり、周囲がフォローしてくれたりしてやりすごしてきたので、あまり女だから不利だとか感じないまま生きてきてしまった。自分に女としての自覚が足りないのかもしれない。多分自分よりも上の世代の女性たちや弱い立場の人たちが必死に頑張って手に入れてきてくれた権利や立場を、そのありがたみもよくわからないままただ享受しているだけなのだと思う。みつ子みたいにセクハラに悩んだりあきらめを感じている女子を増やさないように、先輩おひとりさまとして感度を上げないといけないなと思う。

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