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「風の谷のナウシカ」

ディレイビューイング

新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」前編

 日時:2020年3月15日(日)13:00

 会場:ユナイテッドシネマなかま16

 

 「風の谷のナウシカ」が歌舞伎になる!しかも、前後編それぞれ3時間、昼夜通しで6時間!チケット代もなかなかだし、そもそも12月に東京まで観に行けない。もっとも、チケットは一瞬で完売。まあそうだろうね。

 で、その舞台が映画館で観られるという。名付けて“ディレイビューイング”・・・なんなんだそれ・・・“ライブ”じゃないからか。ならば“シネマ歌舞伎”でいいじゃないか。

 しかし、ディレイビューイングもどうせチケット取れないんだろうな。ということで、チェックもせずに諦めていた。しかし、今月になってユナイテッドシネマで上映されるという。なかまと久山。あ、行けるかも。さらに、上映初日になかまに行った知人の「まさかの1人だった」というつぶやきに、なんだ席あるんじゃん、ならばとなかまへ向かう。

 

 多少迷いつつ到着したユナイテッドシネマなかま16は、広々したショッパーズモールの中にあった。広すぎて迷った。改装されたのか、意外ときれい。時間に余裕を見て映画館に入ったら、私しかいなかった。予告編の上映が始まっても、本編が始まっても誰も来なかった…。

 

 ナウシカは映画しか見ていなくて、しかもそんなに熱心なファンでもないので、ストーリーもあいまい。ただ、いくつかの場面に見覚えがあるなー、音楽も聞き覚えがあるなーぐらい。

 シェイクスピアを見ると、どんな突拍子もない演出でもそのものがたりは揺るがない強度を持っていると思うのだけれど、どんなものがたりでも歌舞伎になってしまう、歌舞伎の強度に感服した。七五調のセリフ、音楽、舞踊、メイク、所作、見得を切る、本水の立ち回り、そしてメーヴェに乗っての宙乗りと、思った以上に“歌舞伎”だった。衣装もとても工夫されていて、着物の柄(国や民族によってデザインや柄が違っている)を見ているだけでもとても楽しかった。

 全体としては短いシーンが切れ切れにつながっている印象で、暗転が多く(しかも長い)て、ずいぶんとゆっくりしたテンポに感じられた。

 

 ナウシカ役は尾上菊之助。うーん…失礼ながらだいぶ老けた印象。おばちゃんぽい…。ナウシカの心優しさは十分に感じたけれど、内に秘めたゆるぎない強さはあまり感じられなかったなぁ…。

 対するクシャナ=中村七之助は、冷酷で強い女性を好演。七之助さんは声の使い方が抜群にうまいと思う。あと、やっぱり身体の使い方がうまい。いろいろな女性を演じていらっしゃるけれど、声や立ち姿でその人物をちゃんと表現していて、本当にすごい。

 尾上右近さんは、立ち姿もりりしく、体幹がしっかりしていて身のこなしも軽く、何よりお声がさわやかで素敵。

 ユパ=尾上松也と二人での、本水の中での立ち回りはかっこよかった!

 

 終演後、道に迷いまくり、中間市から脱出するのに1時間近くかかった…。道路標識に登場するのは直方とか飯塚とか小嶺とか小倉南とか、私が行くべきなのはどっちなのか全くわからない地名ばかり。後編観にまたなかままで行くのか…。どうしようかなぁ…。

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