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「ねじまき鳥クロニクル」

「ねじまき鳥クロニクル」

 日時:2020年2月23日(日)13:00開演

 会場:東京芸術劇場 プレイハウス

 

 「ねじまき鳥クロニクル」が舞台化。演出はイスラエルのダンサーでもあるインバル・ピント。「100万回生きたねこ」の人だ。出演は門脇麦ちゃん、渡辺大知くん、成河さん、吹越満さん、ほかダンサーの方々。あの大作がどんなふうになるのか見てみたい!というわけで、2月の3連休に上京することにした。絶対に見たい!と思っていた「天保十二年のシェイクスピア」と合わせての観劇旅行。

 

 村上春樹は実はそんなに好きではないのだけれど、原作は20年ぐらい前、夏休み中に暇だったので読んだ。あんまり覚えてないけど、井戸を掘るのと、ノモンハン事件の話が書いてあったような気がする。

 

 正直言うと、激眠たかった。つまらなかったからではなく、疲れがたまっていたのと、前夜変な時間に寝て変な時間に起きてしまっていたから。ものすごく刺激的な舞台で、ものすごく見たいのに、ものすごく眠たいという、本当に悲しい状況の中での観劇だった。

 

 

 物語は、よく3時間に収めたなーという感じ。はっきりとしたストーリーがあるというよりは、いくつかのエピソードを短いシーンで表現している。それでも全然飽きなかったし、わけがわからないという印象もなかった。ちゃんと村上春樹でした。

 

 主に演じる人と主に踊る人がいる。

 主人公:岡田トオルを渡辺大知くんと成河さんが交互に演じる。正確には井戸に入る前が大知くん、井戸に入ってからが成河さん。渡辺大知くんは、映画「色即じぇねれいしょん」で気に入った人。もともとバンドのボーカルだから歌もうまい。成河さんの身体能力の高さに改めて感動。ダンサーたちと一緒に踊ってても遜色ない。ミュージカルで鍛えた歌声もすてき。

 笠原メイと謎の女の声を演じる門脇麦ちゃんは、村上春樹の小説に出てくる女の子っぽい。もともとバレリーナを目指していたらしいので、もっと踊るのかなと思っていたけれど、踊る場面はほとんどなかった。

 トオルの妻・クミコはどこかで見たことあるけど誰だろと思ったら、マームとジプシーの成田亜佑美さんだった。脚本・演出にマームとジプシーの藤田貴大さんがついていたせいか、せりふ回しとかはマームとジプシーっぽくて、成田さんはだいぶなじんでいた。

 吹越さんも身体能力が高い。ちょっと席が遠くてはっきり見えなかったこともあり、声は吹越さんなんだけど、あまりにも身体のキレがすごいし、さかさまになってセリフを言ってるし、もしかして吹越さんじゃないの?と思ったくらい。

 

 装置は「100万回生きたネコ」と似ていた。奥行きの深い、無機質な感じの立方体の箱。床はちょっと八百屋になってたのかな?

 

 残念ながら新型コロナウィルスの影響で、千秋楽を待たずして公演中止になってしまった。残念でならない。

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