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「あひるなんちゃら関村個人企画 in 福岡」

「あひるなんちゃら関村個人企画 in 福岡」

 日時:2019年12月14日(土)15:00開演

 会場:リノベーションミュージアム冷泉荘

 

 東京で活動するあひるなんちゃら関村俊介さんの個人企画公演。20187月の「スカイスクレイパー」に続く第2弾。

 開演前、関村さんの前説。開演時間まであとちょっとあるけど、予約してるお客さんがみんな来ちゃったんでもう始めるよとか、携帯電話の電源はまぁ別に切らなくても良いけど鳴っても怒らないでねとか、今日は未就学児が来ていて騒いだりするかもしれないけど、みんなの年金は将来この子が払うことになるんだから温かい目で大目に見てねとか。(実際、子どもは面白ければ声を上げて笑い、つまらなければごろごろしたりバタバタしたり、恐ろしい観客だと思いました)

①「猫は地球を見て美しいと思わないよ」

 関村さんが過去に上演した作品を、あなピグモ捕獲団の福永郁央さんの演出で。ケニーくんと大竹謙作さんの二人芝居。

 

 机に向かって何やら問題を解く男(ケニー)とそれを見ている男(大竹謙作)。二人は同級生で30代半ばだが、その歳になって大学進学を目指す男に家庭教師として勉強を教えているらしい。彼がいまさら大学進学を目指す理由は、宇宙飛行士になりたいかららしい。

 

 ケニーくんは決して勉強ができそうなタイプの人ではなく、けれども不思議とどこか生真面目な感じがあって、そこが宇宙飛行士を目指すおじさんという役柄にあってるなぁと思った。最後はちょっとほろっとしました。

 

 ②「ラグランジュブランチ」

 机に向かって何やらノートに書き付ける女・鈴木(鈴木朝代)と、それを見ている男(関村俊介)。そこはラーメン屋のバックヤード。店で働く鈴木は、この店のラーメンは不味いのでどうにかならないか考えている、と、店長である男に言い放つ。

 翌日、鈴木が店に出勤すると、もう一人の従業員(生見司織)がいて、鈴木に「昨日何かあったのか」と尋ねる…。

 

 鈴木さん、最強。かわいらしく、まじめにぶれないボケっぷり。

 生見さんがとても素敵なおとなの女性になっていた。ボーイッシュなショートカットヘアがカッコいい。いろんな経験をして、過去なんか見たくないと思うけど、それでも遠くから眺めてみればやっぱり愛おしい。過去をやり直すのではなく、新しいことを始めてみようかな、と前を向く立ち姿が美しい。

 1つ目の作品とリンクする仕掛けにもほろりとする。

 それに比べておじさんはという自虐も好き。言うほどだめじゃないですよ、おじさん。

 

 数年前のあひるなんちゃらが福岡公演「ピッピピがいた宇宙」にもつながる、宇宙に関わる2作品。関村さんから大先輩・福永さんへのリスペクトと、おいしいラーメンへの深い愛が感じられました。

 

 普段はあまりラーメン食べないんだけど、観終わってとてもラーメンが食べたくなり、翌日小倉に行ったとき、平和通のバス停から芸術劇場に向かう途中にある藤王に寄る。醤油味の”中華そば”。昔懐かしい感じでありながら、上品で都会的な味でした。

 しかし、やっぱり豚骨の博多ラーメンが食べたい!というわけで、翌週末にまたラーメン屋へ。中学生ぐらいの頃に家族で時々行ってた店で、現在も毎日前を通ってるのに数十年足を踏み入れていなかった。土曜日はラーメンと餃子がそれぞれ200円という太っ腹な店。

 細麺のスタンダードな長浜ラーメン。おいしかった。さすが35年以上続いている店。今後はたまに寄ろうと思います。

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