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「ポポリンピック」

ゴジゲン第16回公演「ポポリンピック」

 日時:2019年12月21日(土)18:00開演

 会場:イムズホール

 

 ゴジゲン初めての福岡公演。過去、北九州での公演はあったものの、福岡では初めてとのこと。福岡公演を皮切りに、年明けに東京・札幌・京都とツアーが続く。

 

 2020年に東京で行われるオリンピック・パラリンピックに出られなかった男とその仲間たちの物語。

 

 !!!!!大幅なネタバレを含みます。

 !!!!!これから観る方は読まないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 うーーーーーん…。私はちょっとダメでした。

 東京オリンピックの追加種目に選ばれなかった競技をやっていた人と、選ばれた競技をやっていた人の悲喜こもごも、というのはいいのですが、選ばれなかったボウリングだったり、それをやっている人たちだったりをちょっとバカにしているような雰囲気を感じてしまいました。作り手の人たちにそういう意識はなく、ただ”面白いもの”をつくろうと思った結果がこれなら、余計に嫌~な感じがします。

 

 特に、ボウリングが追加種目に選ばれず、ポポリンピックを開こうということになった後の部分。最初の人間サーフィンはすごく演劇的で面白かったけど、その後に続く物語はひどいと思いました。

 いやぁな気持ちで観ながら、もしかしたらそもそも東京オリンピックは招致の経緯から運営のもろもろも、今もなお政治的・経済的なドロドロがいっぱいあるし、暗にそういうのを批判してるのかも、とも思いましたが、最後まで見て、やっぱりただの悪ふざけで、あんまり考えずにただ面白いことを目指して作っただけなんだろうと思いました。

 そもそもポポ(目次立樹)のかなしい生い立ちって何か意味があったのか?伝説のボウリング少年でありながら人づきあいが下手で、ボウリング場関係者以外誰からも相手にされないポポを受け入れてくれたボルダリング選手の則夫(東迎昂史郎)は、どうしてあんなふうに豹変してしまったのか?則夫はなぜポポの生い立ちを自分のことのように話したのか?そして、だからといってポポと仲間たちはあんなふうに嘘をついて則夫を陥れる必要があったのか?そして、”指を怪我した”ことにして記者会見を行う直前にポポが言った一言が一番許せないと思った。冗談にもほどがあると思う。

 

 役者さん。

 目次さんは、以前見た時にはもう少しおじさんっぽい雰囲気でしたが、今回はマッシュルームカットなヘアスタイルのせいもあってか、少年ぽいかわいらしさがありました。東迎昂史郎さんは、がっしりした体格がスポーツ選手っぽい。居酒屋店員役との早変わりも◎でした。

 

 終演後、アフターイベントがあると聞いていたけれど、ゲスト小山田壮平くんとラジオパーソナリティーのコウズマユウタさん、というアナウンスが流れて、一気にテンションMAX!開演前にずっと壮平くんの曲が流れてて、松井大悟さんは壮平くんが好きなんだろうなぁ、ガラパつながりもあるだろうしと思いながら聞いてましたけど、まさか本人が登場するとは!コウズマさんのラジオは、最近毎日仕事帰りに聞いていて、お疲れコールに癒されているので、まさかご本人に会えるとは!

 壮平くんはかわいかった。コウズマさんは想像していたよりもすらりとした長身のイケメンだった(もうちょっと小柄でがっしりした感じの若造をイメージしていた)。

 アフタートークで、ポポリンピックを開くことになった後の部分は、当初つくっていたものをナシにして、直前まで作ってたようなことを言っていた。しかもその理由が、「あまりにも政治的で真面目になりすぎたから、いやいや俺たちがやりたいのはそんなのじゃない、もっとふざけたものにしたい」からという…。やっぱりなぁ…。エチュードしながら作ったのだろうけれど、男ばっかりでわいわいやってるノリであんなふうになっちゃったのではないかと推察する。

 2019年最後の観劇が今年ワーストワンになってしまった。悲しすぎる。来年はいいお芝居に出会えますように。

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