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「カリギュラ」

カリギュラ

 日時:2019年11月30日(土)13:00開演

 会場:久留米シティプラザ ザ・グランドホール

 

 菅田将暉くんの舞台が久留米に来る!となれば是非みたい。しかし、チケットはソッコー売り切れ。そりゃそうだ。何とか見られないものかとチケットを探していたが、公演も近づいてきたある日、バルコニー席が発売されると聞いた。ならばと購入。

 

 当日、客席に行ってみて驚いた。見切れ席とは聞いていたが、普通に座席に深く腰掛けると舞台がほとんど見えない。視界の中心に手すりがきてじゃま。何でこんな設計にしたんだ?まぁ1階席ではいつも聞こえづらいと感じていた声はよく聞こえた。音楽だけを聴くクラッシックコンサートなどでは良いのかも。

 というわけで終始身を乗り出して観劇(身を乗り出して手すりの下から覗き込めば、見切れはほとんどありませんでした)

 

 ものがたり

 ローマ帝国の若き皇帝カリギュラ(菅田将暉)は、愛し合った妹が急死した日に宮殿から姿を消し、その3日後に戻ってきた。その日を境にそれまで非の打ち所のなかった皇帝は豹変し、貴族平民問わず、何らかの財産を持つものを区別なく殺しその財産を没収する、という驚くべき宣言を出す。

 それから3年後、カリギュラは、彼を深く愛している年上の女性セゾニア(秋山菜津子)、忠臣のエリコン(谷田 歩)を従い、残虐非道な行為の数々を繰り広げていた。やがて貴族たちの怒りと怖れはカリギュラを殺害することへと向かっていき、カリギュラに父を殺された若き詩人シピオン(高杉真宙)も、彼を殺したいほど憎んでいる。だが、カリギュラの思想の危険さをいち早く感じていたケレア(橋本 淳)だけは、今は時期尚早だと“その時”が来るのを待つように貴族たちを諌めるのだった。

 カリギュラは自らの命の危険を知ってもなお、止まることなく、さらに暴走を続ける。



 彼は革命をもたらす王か、それともただの殺人者か。カリギュラが探し求めた「不可能なもの」とは・・・?

(チラシより)

 

 「カリギュラ」はアルベール・カミュによる戯曲。私にとってカミュと言えば、アルフィーの「真夏のストレンジャー」。この曲は高見沢さんがカミュの「異邦人」にインスパイアされて書いたというので、早速「異邦人」を買って読んだ。さっぱりわからなかった。"不条理"という言葉の意味も、何度考えてもよくわからない。

 「カリギュラ」もやはり“不条理”のものがたりなのだろう、なぜそうなるのかさっぱりわからなかった。

 菅田くん演じるカリギュラは、深い悲しみと孤独とにあふれていて、激情と冷静さを併せ持っていた。存在感があるというのとはちょっと違っていて、でもものすごく人を惹きつける何かがあった。物語の中でもあれほどの暴君であるカリギュラをみんな憎むことができない。それは“なぜ”なのか、よくわからない。それが“不条理”というものなのだろう。それでもやはりカリギュラは魅力的な人物であり、菅田くんはその理由のわからない魅力を存分に体現していた。

 

 グッズに暴君と書かれたロングTシャツがあって、あれ着て歩いてみたいなぁと思いました。せめてパジャマにしたい。買いませんでしたけど。

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