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「フェルメール展」

「フェルメール展」
 日時:2018年12月30日(日)9:30
 会場:上野の森美術館
 昨年だったか、仕事でフェルメールのことを調べていて、本物を見たいなぁと思っていた。数年前に首飾りとか耳飾りとかが来日した時はあまり興味がなく、別の用事で上野公園まで行ったものの、西洋美術館の前で大きな看板の写真だけ撮って帰った覚えがある。
 上野では、フェルメールとルーベンスとムンクが同時に開催中。悩んだけれど、フェルメールに行くことにした。チケットを購入するためにHPに行ってみたら、なんと大阪展もあるという。う~その時期ちょうど大阪に行くかもしれないから、大阪で見ればいいんじゃないか?でも、行かないかもしれないし、とぎりぎりまで悩んだが、結局フェルメールのチケットを買った。2500円。高い!
 早起きして上野へ。予定より一本早い電車に乗れて、早く着きすぎたので、駅ビルの中でお気に入りの雑貨店をのぞいたりしてのんびり上野の森美術館へ。入り口に着いて、看板の写真などを撮っていたが・・・あれ?並んでる?
 …日時指定のチケットというのは、「入場可能時間枠の前半に待ち時間が発生します」と、チケットにも書いてあった…。今日はこの後豊洲に行かなければならないので、なるべく早くと思っていたが…およそ30分並んで美術館の中に入れた…。
 フェルメールの全作品は37点くらいと言われているが、今回はそのうち10点が来日。うち、私が観に行った日には7点が展示されていた。というわけで、たった7点で2500円の展覧会はできないから、展示されているのは8割方フェルメールと同時代、17世紀のオランダ絵画だった。
 来場者には音声ガイドが無料で貸し出され、石原さとみのナビゲートとナレーターの解説を聞きながら場内を回る。
 ざっくり見た感想としては、オランダ絵画って、とても写実的だなぁと思った。
 ヤン・ウェーニクスの『野ウサギと狩りの獲物』という絵のウサギは見るからにふかふかの毛並みだった。
 ハブリエル・メツ―の『手紙を書く男』と『手紙を読む女』の2作品は対になった作品ということだったが、これ、まんまフェルメールじゃん…フェルメールはこの作品を真似したの?と思ったが、よくよく見ればこの作品のほうがフェルメールよりも後で、つまりメツ―という人がフェルメールに傾倒して似たような、というよりもほとんどコピーみたいな作品を描いたらしい。あと、ヨブ・ベルクヘイデ『パンやでレースを編む女』という作品も、フェルメールの『レースを編む女』と『牛乳を注ぐ女』を足して2で割ったようなモチーフ。解説によるとこの画家は、パン屋を舞台にした画題が多いとのことだけれど、”しかし、「レースを編む女」と「パン屋」の主題を組み合わせた画題の意図は不明である”ってのが可笑しい。
 けっこうな混雑の中、オランダ絵画をさんざん見て、階段を降りる。いよいよフェルメール、の前に前室があり、ベンチに座って映像などを見られる。
 フェルメールルーム、最初の1枚は『マルタとマリアの家のキリスト』。フェルメール最初期の作品らしく、タッチや色使い、デッサンもつたない感じ。この絵は構図がすごいんだそうだ。
 あとは、『ワイングラス』『リュートを調弦する女』『真珠の首飾りの女』『手紙を書く女』『手紙を書く婦人と召使い』そして、大トリは『牛乳を注ぐ女』。
 実は私がフェルメールを見たかった一番の理由は、フェルメールがカメラオブスクラを使って絵を描いていたのではないかと言われており、その証拠のひとつとして絵の中に光のドットが描かれている、というのを実際に自分の目で確かめたかったのだった。で、実際にはぜんぜんわからなかった。実物の『牛乳を注ぐ女』のタッチは、想像以上に美しく、絵の具のひび割れも細かい光のドットも全く見えなかった。この後の観劇のためにオペラグラスを持っていたので、オペラグラスで覗いてみたが駄目だった。ううむ、残念。 
 かなり粘って行ったり来たりして、展示室を出た。グッズ売り場の目玉は”牛乳を注ぐミッフィー”。一つ連れて帰りたいと思っていたのだが、小さいほうは売り切れて、大きいほうは3888円と結構なお値段で、断念した。
 余談だが、私は数年前にどこかでムンクを見て以来、かなりムンクファンである。家にムンクのポストカードを数点飾っているくらいだ。そんなわけで今回百点程が来日していて、ぜんぶムンクというムンク展もぜひ観たかった。後で、ムンクがこれだけ来日することはもうないだろうと言われているのを聞いて、本当に惜しいことをしたと思った。ぐすん。

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