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「上下左右」

最新旧型機クロックアップサイリックス「上下左右」
 日時:2018年5月19日(土)14:00開演
 会場:博多湾岸劇場扇貝

 クロサイの新作。
 ”今しか上演できない”と言われていたが、テーマは何だろうな~?

 劇場に入って、川原さんのごあいさつを読み、アンケートを見たら、うすうすテーマにアタリがつく。
 開演。

 視力検査。
 ランドルト環を見る男。上下左右。ナナメはなくなりました。
 首を傾けてナナメに見る男。耳をふさがれ、目をふさがれ、口をふさがれ、わかりませんとも言えず。

 娘の告白。
 両親に「実は」と切り出そうとする娘。父親は話を遮り、勝手に話を推測し始める。「娘が折り入って話すことと言えば、アレだ!」。娘は言う。「アレがアレするので名前を付けようと…」
 飛び出す男、逆上する父、入れ替わる父!勘違いだととりなす母。
 飛び出てき男は記者で、新しい元号のスクープを狙っているという。娘の祖父にあたる男が、昭和の元号を選ぶときにかかわっていたということで、娘に新元号を予想してもらおうとやってきたという。名はゴトウ。

 長岡さんが長髪のズラで登場。どうした?ちょっと西城秀樹みたいです。
 チラシにもメガネの絵がありましたが、役者さんはみんなメガネがお似合い。

 予想屋
 競馬場?予想屋たちが自分の予想を披露する。

 娘の予想。
 家族で新元号を予想する。漢字を重ねることを主張する母。パンダの名前じゃないんだから…。学者である娘は論理的に推測し、元号に使われそうな漢字をいくつか候補に挙げる。しかし、最終的には”名づけの想い”が分からないという。

 名づけの想い。
 母、もうすぐ子どもが生まれるらしい。父、名前を考える。
 父、入れ替わり、二人の父に挟まれた母は、同じように二人と会話する。
 元子?昭和二十年生まれ、ならば昭二?ひかり?光文?コウブン?

 もしかして、上瀧昭吾さんって、昭和50年生まれですか…。
 ちなみにうちの父は、皇紀二千六百年の年に生まれ、建二という。よく”健”二と間違えられ、住民票までもが間違って記載されていたこともあるが、建国二千六百年を記念した年に生まれたから“建”なのだ。ちなみに叔父は五一という。五月一日生まれだからだって…。

 光文/コウブン
 昭和64年1月、昭和天皇が崩御して新しい元号が「平成」と発表された。当時の小渕官房長官が元号を発表する様子が再現される。
 大正の時代が終わる時、ゴトウは新しい元号をコウブンとすっぱ抜き、街に号外が撒かれる。しかし、発表された元号は”昭和”だった。新元号が決定された会議の記録には、どこにも”光文”の文字はない。なぜ?改ざんされた…?

 緩やかに今とつながる。チラシの裏にかかれていた散文は、なぞなぞだったのか!あれがなぞなぞだったということに、気づかなかった!

 クライマックス
 床の上のランドルト環。囲んで眺めれば、あいている位置はぞれぞれ違う。上下左右。
 視力検査再び。見えない。見えているものは、一人ずつ違う。降ってくる眼鏡。ランドルト環が回る視力表。

 長岡さんがズラを取って語る。
 あのズラは何だったのだろう?年齢を重ね、視力が落ち、髪が薄くなる。体力が落ちて記憶力がヤバくなる。それでも、それを受け入れて戦っていこうという決意なのかな。

 立石義江さんがクロサイの世界にぴったりはまっていた。ギンギラ以来いろんな芝居で立石さんを観たけれど、いちばんしっくり来ていた。長沼里佳さんと並んだ時のサイズ感もちょうどいい。
 
 感想書かずにぐずぐずしているうちに再演決定!だそうです。
 11月下旬、その頃にはもう”次”は決まっているのでしょうか。また観に行くかなぁ…。

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