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「子どもに見せてはいけない祭り」

バカボンド座 第7回公演「子どもに見せてはいけない祭り」
 日時:2017年11月10日(金)19:00開演
 会場:枝光本町アイアンシアター

 この週末、北九州ではいろいろ公演があるけれど、バカボンド座とゴジゲンを選択。
 "子どもに見せてはいけない祭り"って、どんな祭りだろうなぁと思っていたけれど、当日パンフから”恋愛”モノだとわかる。日本のムラ社会で祭りといえば、男女が出会って仲良くなる場だったわけで、そういうのをちょっと想像しましたが、そこまではありませんでした。

 ものがたり。
 岩城(青木裕基)は役所で生活保護を担当する公務員。学生時代のバイト仲間である気仙沼(片渕高史)、モコ(前田芽衣子)、カナ(金子愛里)と久しぶりに飲むことに。岩城とカナは幼馴染。二人とも両親が犯罪を犯したため、施設に引き取られて育ったのだった。岩城はカナのことが気になっている。
 カナは木坂(脇内圭介)というチンピラと付き合っている。風俗譲として働いていたが、病気で働けなくなり、無収入。木坂のアドバイスに従って、生活保護を受けようとしている。木坂はほかにもホームレスの光雄(森川松洋)に声をかけ、生活保護を不正に受給させて、自分がその大半を巻き上げようとしている。
 居酒屋バイトの男(渡辺明男)は、どんな仕事をやってもうまくいかず、バイトを転々としている。幼馴染の女(高山実花)があれこれ世話を焼いて、生活保護が受給できないかと役所に相談に行くが、岩城の先輩・別所(文目卓弥)にあっさり却下されてしまう。

 一応社会派。施設で育った犯罪者の子ども、同性愛者のホームレス、ちょっと頭の弱い人、チンピラ、下っ端ヤクザ、元風俗嬢・・・と、社会の最下層の人たちが多数登場。それぞれ事情があり、それぞれ下層な生活。あるいは立場上冷酷な対応。
 社会の最下層に位置していようと、人間だもの、人を好きになったりエッチがしたくなったり。そんなそれぞれの人間模様。

 いくつかのカップルの事情が描かれるのだけれど、ちょっと盛沢山な印象。あと、それなりに豪華な装置が組まれていたけれど、その装置と空間をうまく使い切れていない印象。特に、役所のシーンとか、バーのシーンとか。

 森川松洋さんが気になる。前回公演ではちょっと足りないおじいさんだったが、今回はエロい感じの中年DJと、ゲイのホームレス。なんなんだこの変な色気の、いいおやじっぷり…。

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