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「ハダシの足音」

万能グローブガラパゴスダイナモス「ハダシの足音」
 日時:2017年11月17日(金)19:00開演
 会場:イムズホール

 ガラパの第24回公演。もうそんなになるんだね…。
 早々に東京公演のチケットを予約し、福岡公演はいつ行こうかなぁ…東京で観るからもういいかなぁ…と思っていたら公演直前。いろんなメディアでちょこちょこ見かけるうちに、やっぱり観に行きたくなって、直前にチケット購入。

 観に行ってよかった。
 今までのガラパから、ぐっと成長した印象。

 ものがたり
 近未来、誰かから抽出した”記憶”を、誰かに移すことができるようになった。そんな”記憶”のやりとりの研究をやっていた日下部まい(横山由香里)と、新人・足立優一(椎木樹人)。けれども、倫理的にとか、まぁたぶんそのほかにもいろいろ問題があって、記憶のやりとりはすぐに禁止に。しかし、日下部はその後もこっそり記憶の売買を請け負っていたし、優一もある目的のために研究を続けていた。
 ある日、優一は姉の詩歩(杉山英美)を記憶の森に連れ出す。詩歩は、早くに母親を亡くし、仕事で家を空けることが多かったきょうだいを、母親に代わって面倒を見てくれた優一にとって大切な姉だが、20歳の時に事故でそれ以前の記憶をすべて失くしてしまった。優一は詩歩の失われた記憶を探して研究を続けていたのだ。
 飲み屋で知り合い、優一の仕事に興味を持った岡崎(岡武史)と詩歩を残し、優一は、犬化したさまよえる記憶・ポッキー(西山明宏)とともに記憶の森へ踏み込んでいく。
 ちょうどその頃、優一の妹・望(山崎瑞穂)は、恋人の拓也(早樋寛貴)とともに日下部のもとを訪れていた・・・。

 抽象的な装置の、あっちこっちが開いたり閉まったり。さらにいろんなところから役者が登場してびっくり!

 記憶のやりとりにかかわるドタバタコメディ。の裏で、おとなの詩歩さんとおかPの静かなキャンプ(オムライス生クッキング付き)が超切ない。記憶がないってことの切なさと、また新しく恋に落ちることができるという、胸がきゅんとするような喜び。しかもどっちにしろかなわぬ恋。泣ける。

 「何としても詩歩さんの失くした記憶を取り戻すんだ!」と熱弁をふるう優一の、なんだかだいぶ間違った正義感には全然共感できないのだけれど、汗だか鼻水だか涙だかよだれだかをだらだら流しながら演じる椎木くんを見ていたら、まぁ彼なりに一所懸命なんだなぁということがわかって、ちょっと許せた。あれは椎木くんだからなせる技だと思う。 

 東京の駅前劇場ではあのセットがそのままは組めないみたいで、ちょっと変わるらしい。大阪・宮崎での公演を経て成長するだろうし、楽しみだなぁ。

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