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「モモノパノラマ クラゲノココロ ヒダリメノヒダ」

MUM & GYPSY 10th Anniversary Tour「モモノパノラマ クラゲノココロ ヒダリメノヒダ」
 日時:2017年9月2日(土)13:00開演
 会場:北九州芸術劇場小劇場

 開場5分前に小劇場前に行くと、すでにたくさんの人が並んでいた。え~!?なんでみんなこんなに早いの?
 
 過去の自分のマームとジプシーの感想を見たら、開場と同時に役者さんが舞台にいたらしい。なるほどね、開場=開演だったんだ。

 ホールに入ると、ステージ奥にドラムセットと音響卓があり、男性が音響卓を操作していた。
 ステージエリアには、天井から窓枠のような白い枠が手前と奥に2つ下がっていて、ステージエリアを3つに区切っている。
 真ん中のエリアには長机と椅子が2つ。机の上にはクラゲが泳ぐ水槽が置かれて光っている。
 奥の壁、上方にスクリーンがあり、クラゲの様子が映し出されている。
 役者さんは、いない。

 過去の3作品を再構成。
 作・演出の藤田さんが実家で飼っていた猫の死をモチーフにした「モモノパノラマ」は、この小劇場で見た。が、感想文は途中まで書いてほったらかしになっていた。

 「モモノパノラマ」の台詞やモチーフも随所に出てきた。ほかの2作品は観ていないからわからないけれど、3作品とも作・演出の藤田さんの子どもの頃~モモが亡くなるまでの、個人的な思い出が元になっているおはなしだったのだろうと思う。

 自転車/通学/ヘルメット/友達/小学校/調理実習/理科の実験/下校時のおしゃべり/シンタロウ君…
 小学校の頃の、中学校の頃の、なんてことない日常の欠片。
 そんなある日、モモがうちにやってきた。
 友達んちの牧場の、牛舎で生まれたモモ。
 生まれた子牛/死んでしまった子牛/死んでしまったシンタロウ君/死んでしまったモモ・・・

 ラストシーンに映し出されるのはおそらくモモ。青いタオルにくるまれ、花に囲まれた黒と茶色のモモ。
 もう二度と戻ってこない命。
 二度と戻ってこない時間。
 それを弔うようなお芝居だった。

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