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「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべてを狂わせるガール」

「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべてを狂わせるガール」
 日時:2017年9月17日(日)
 会場:ユナイテッドシネマキャナルシティ13

 台風の日曜日、観たい映画はいろいろあったけれど、大根仁監督ってことで。

 ネタばれまくりです。


  
 

 冒頭から、奥田民生。懐かしい。うちにもソロデビューした頃のCDが何枚かあった。

 う~ん…。まぁ、ほとんど「モテキ」でした。「モテキ」は森山未來くんが目的で見てたので、あんまり気にならなかったけど、これは非常に男子目線のお話で、私のような非モテ女子はちょっと冷ややかな目で見てしまった。「モテキ」がそんなに嫌じゃなかったのは原作者が女性だったせいもあるのかな?
 もともと水原希子さんが苦手なのでちょっと不安だったのだが、希子ちゃん演じるあかりが、私からするとちょっと、いやだいぶ信じられない女子で、しかも「女子会でおもしろい人」と、編集者女子たちにも支持されてるというのもだいぶ信じられなかった。男子的にはああいう小悪魔通り越して悪魔的エロかわいい美女がいいのか?そりゃいいんだろうけどさ!と思うと、なんかがっくりした。
 希子ちゃんは全シーン違う衣装を着て登場。ミニワンピ、へそ出しにスリムジーンズ、肩出しブラウス・・・と今どきのカワイイ女子ファッション、っていうか男ウケの良いファッション連発。さらに、下着姿や濃厚キス連発、ベッドでのイチャイチャシーンまで、大サービス。どの衣装も私の趣味ではなかったので、ふーん・・・って感じでしたけど。個人的には「SCOOP!」の二階堂ふみのほうが好みでした。
 
 コーロキ=妻夫木くんはわりといい歳になるかと思いますが、いつまでも若いですね。くりくりした目がかわいらしい。
 コーロキの先輩編集者=新井浩文さんがあかりの元カレというのは事前に知っていたのだけれど、編集長・木下=松尾スズキさんがあそこまで絡んでくるとは…。さすが松尾さん、ただのいい人では終わらなかった。
 大根組常連のリリー・フランキーさんが相変わらずぶっ飛んだオヤジ役で登場。手書きのコラムはリリーさん自筆のものでしょうか。さすがでした。
 天海祐希さんが、押しの強い昭和のおばちゃん社長。天海さん、ちょっとやりすぎです・・・。

 3年後、本名を隠して敏腕編集者として活躍するコーロキが、チェーン蕎麦屋で過去の自分と出会って涙する場面があるが、全然共感できなかった。過去の無邪気な自分に、ああ、今俺はこんなはずじゃなかったのにと涙する気持ちは分からないではないけれど、じゃあお前はどんな自分になりたかったんだ?売れっ子コラムニストと結婚して、編集者として次々とヒットを飛ばし、若い編集者からあこがれられる存在になって、それでも人生に後悔があるって、それは何?奥田民生みたいにゆるかっこよくないから?あのエロかわいいあかりちゃんをモノにできなかったから?でもさー、あかりちゃんみたいな女に振り回されてる限り、奥田民生にはなれないよ、絶対。

 猫好き人気コラムニスト=安藤サクラさんが、かなり振り切れた物書きを演じててすばらしい。おもしろくてかわいらしくて弱くて強くてプロフェッショナルで素敵。彼女と結婚したコーロキが過去に涙するのはやっぱり許せない。彼女を選んで、編集者としてきちんと仕事をしている今の自分を、全面的に肯定して欲しかったんだな、たぶん。

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