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「かぶりはしたけど、はいてはいない」

バカボンド座「かぶりはしたけど、はいてはいない」
 日時:2016年10月16日(日)14:00開演
 会場:枝光本町アイアンシアター

 美術館コラボ演劇「画狂老人@北斎」を見て、気になっていたバカボンド座。観たいなー無理かなー・・・先日の「Red Room Radio~Reborn~」では見られなかった飛ぶ劇場のアラフォー俳優4人が出るんだー。ならばやっぱり観たい。あ、行けそう・・・というわけで、前日の夜遅くに予約を入れ、朝から仕事を片付けて枝光へ。

 若い俳優たちがすごかった。
 野口を演じた森川松洋さん、前説に出てきたときはおじさんだったが、芝居が始まったら頭のねじが緩んだおじいさんになった。終演後、劇場前で日差しをあびて客出しをしている横顔はちょっと老けた高校球児みたいだった。恐るべし。
 宮村耳々さんの節子ばあさんも、ええ~?すごいメイク!いいのか?美人なのに・・・。もう、性悪なばあさんそのもの。「天空の城ラピュタ」に出てくるドーラみたいだった。
 高山実花さんはうまい役者だということは知っていたし、ぜひ彼女を観たいと思ってきたけれど、まさかの二役。途中まで気づかなかった。
 さらに、片淵高史さん=ヒカゲ=マサユキだということに、終演後にキャスト表を見て初めて気づいた。ええええええ?
  渡辺明男さんは、やっぱり存在そのものがギャグマンガみたいな人だった。 

 犯罪者が出所した後の更生と社会復帰を助ける民間施設。社会派、と思いきやナンセンスギャグのオンパレード。でもやっぱり社会派、なのかな。私はお笑いとかがあまり好きじゃないのだけれど、結構重い「社会のものすごい負のスパイラル」の話題を、ナンセンスギャグを盛り込んで見せるこの芝居は、そんなに嫌いではありませんでした。すごく重い話題って、でも笑えることがいっぱいあって(なんか、お葬式で、緊張しすぎて変な行動をしちゃって笑っちゃう、みたいな)、それって笑えないんだけど、でもやっぱり可笑しいよね、みたいなことをこれからも拾っていってほしいなぁと思いました。うまい役者さんがそろっているので、今後も楽しみです。
 
 飛ぶ劇場のアラフォー俳優たちは、割と好きなようにやってるように見えた。
 木村健二さんは、ひとかけらもいいところがない非道な人間をたまにやりますね。人と絡まない一人で突っ走るところは昔と全然変わってない。
 寺田さんがゲイのダンサー。なんだかんだ言って生真面目な感じが丸出しに見えました。

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