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「ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない」

cube presents「ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない」
 日時:2016年8月27日(土)18:00開演
 会場:北九州芸術劇場中劇場

 古田新太×ケラリーノ・サンドロヴィッチのナンセンス・コメディシリーズ?第3弾。
 前2作は観てないけど、ものすごくデタラメな芝居だった、という噂は聞いている。

 舞台上に入江雅人さんが登場。八十田勇一さんと一緒に前説のような、ネタふりのような小芝居。
 続くオープニング映像に衝撃。”主演:入江雅人”!って、ええ~!?

 まぁ、”主演:入江雅人”は、あながち嘘ではなかった。入江さん、福岡の人だし、故郷に錦を飾ったね!
 ヒトラーのユダヤ人虐殺という、人類史上最も笑えない史実をネタにした、なんというか、高レベルのナンセンスコメディ、な、コント。
 テレビや映画では絶対にできない、演劇でしかできないおもしろさがてんこ盛り。客はいじるわ、ド派手衣装で宙釣りはあるわ、脱ぐわ、マシュマロは投げるわ、水は出るわ・・・早替えであっちこっちから出てくるのも大変そう。

 成海璃子ちゃん、ヒドかわいい。「キャハッ」って笑いながら、天然にひどい。今までわりと表情のないニヒルな感じの女優さんだと思ってたけど、意外。
 賀来賢人くん、至って真面目。当たり前におかしなことをやってのける。笑わせようといういやらしい欲をほとんど感じさせないのが素敵。ガブリエル、からの~、塗ったり落としたり忙しそう。信頼している義理の父からしゃらっと「クロンボ」とか「ガイジン」とか、言われるたびに一瞬ひやっとした空気を感じさせる様子が秀逸。

 デタラメに見せておきながら、冒頭の入江さんと八十田さんのやりとりでばらまかれたネタも、劇中できれいに回収されていき、チャップリンまで登場して、パロディのパロディまでやってのける。本当はこういうコメディってあんまり好きじゃないんだけど、とても楽しんだ。最高のコメディ演劇でした。

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