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「BEAN!!!!!」

CHAiroiPLN「BEAN!!!!!~踊る演劇2」
 日時:2016年5月13日(金)19:00開演
 会場:イムズホール

 なんとなく、どこかで名前は聞いたことがあったような気がしたCHAiroiPLN。東京の劇団だよね?福岡で公演するんだ。昔ギンギラ太陽’sに出てたぎたろーさんが出るんだ。でも平日だしな~…。
 と思っていたが、公演前日、ダンスをやっている友人から観に行かないかと誘われる。CHAiroiPLNの主宰・スズキ拓朗さんは、コンドルズのメンバーでもあるらしい。へー、ならばやっぱり見てみたい。抱えていた仕事もひと区切りついたし、じゃあ行くか。

 会場に入ると、舞台上には緑色の巨人(おそらく段ボール製)。場内で案内をしているスーツ姿のお兄さんに、「これは”幸せの巨人”なので、写真撮っていいですよ~」と言われる。え~もうタブレットの電源切っちゃったよ…。撮るけどさ。Chairoipln_02

 開演。黒いスーツ姿の場内案内係のお兄さんが、前説。のあと、「みなさん、僕の真似をして手を叩いてください」。2拍手。会場内に”幸せなら手を叩こう”のメロディーが流れる。と、お兄さんが踊る。あれ?この人もダンサーさんなんだ。操り人形のような、不思議なダンス。パントマイムっぽい?この方が、スズキ拓朗さんだったようだ。
 ”CHAiroiPLN”というカンパニー名の中には”CHAPLIN”。ああ、なるほど。そういうのを目指してるんだ。

 ものがたり
 女に振られたふとっちょ男(ぎたろー)。「幸せになりたい」と、”幸せの巨人”に祈る。
 どこからか仮面をつけた者たちが現れて奇声を発しながら踊る。仮面をつけた者たちは、巨人の婦人(ジョディ)、牛の乳白(池田仁徳)、ジャックの母(福島梓)、ニワトリ(増田ゆーこ)、豆爺(本山三火)、ハープ(田中美甫)、豆(柏木俊彦)。「ジャックになりたいの?」としつこく男に問いかける。「幸せになりたい」男は、仮面をつけた者たちにいつしか身ぐるみはがされて、”ジャック”になっていた。

 ダンスなんだけど、「ジャックと豆の木」のストーリーが下敷きにあって、「ジャックと豆の木」を知らなかったり忘れていたりしても、映像でおさらいしてくれたりして、とても親切でわかりやすかった。映像もかわいらしかった。
 音楽も効果的に使われていて、ミュージカルっぽい場面もあったり。でも明らかに“ミュージカル”ではないんだな~。やっぱりダンス、で、お芝居に近い。
 私の二つ隣には、小学6年生の男の子が座っていたのだけれど、冒頭からしばらく舞台にくぎ付けになっていた。わかりやすくて、1時間という長さだし、子ども向けなのかな?と思っていたら…。

 スズキ拓朗さんが再び登場。スーツを脱ぎ捨て、だぶだぶのボーダーシャツに黄緑色のパンツに身を包む。あれ?その衣装は…。

 Oh!No!
 ”斧”を手にする男(スズキ拓朗)。 
 豆から伸びたツルは、いつしかジャックの首を絞める。ジャックは巨人だったの?にやにやしながら男が斧を振りかざし・・・。

 なかなかにブラックで、ひや~っとした。全然子ども向けじゃなかった。振られたり、つまんない毎日の繰り返しだったりの中、「幸せになりたい」と祈る自分がいる。そんな自分の首が絞められてるみたいで。だけど、斧を振りかざしたジャックは、この先どうなるんだろう。幸せになれるのかな。また違うジャックが現れて、そのジャックに斧を振りかざされるんじゃないだろうか、なんて。

 一夜明けて当日パンフを見たら、リフトされながら歌っていた、ハープ役の美人さんは以前アマヤドリに所属していた田中美甫さんじゃないですか!アマヤドリのワークショップに参加した時に、ワークショップリーダーとして来られていて、いろいろお話したことがあったのだった。終演後にロビーで、誘ってくれた友人とおしゃべりしてたら声をかけてくださって、少しお話したのだけれど、全然気づかなかった・・・。いや、「似てるなー」とは思ったんですよ。でも、アマヤドリを辞めた時に、もう演劇は辞めちゃうんだと思ってたから、まさかご本人とは…。大変失礼しました。
 

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