「GIANT STEP」
あなピグモ捕獲団「GIANT STEP」
日時:2016年4月16日(土)19:00開演
会場:ぽんプラザホール
「あなピグモ捕獲団 穐大成公演 19年の歴史を代表する傑作2作品を一挙上演!!」
私は2作品とも初演を見ていますが、ほっとんど覚えてません。でも、やはりここは時系列に沿って「Giant Step」から観たい。あなぴ見ると心が捕らわれてしまうので、同じ日に2作品はやめておきたい。というわけで、土日に分けて2作品観劇。
初演は2000年12月。
観劇にあたって、初演の感想を探してみた。けれども、パンフとチラシしか見つからなかった。そこには、「あなピグモ捕獲団的20世紀べストアルバム」とあった。そうだ、これは20世紀最後、それまでの劇団作品の総集編みたいな作品だった。
セリフがとても詩的で美しい。印象的なセリフがたくさん。
「20世紀最後のうたを、きみに」
「この一歩は人類にとっては小さな一歩だったが、私にとっては偉大な一歩だ!」踏み出す片足。
「御土産は、月の石だよ」
あー、あった。懐かしい、というわけではないけれど、脳の奥底の記憶が刺激されて蘇る。
ゴドー待ち、第三舞台のパロディ、あんまり受けないギャグ・・・あー、こんなことやってたんだねー。そして、このときジム・ラベルを演じていたのは、木村健二さん(現・飛ぶ劇場)だったよねと思い出す。天野さんが時々木村さんと重なる。しかし、ほとんどジム・ラベルの独壇場。すごい。
私があなピグモ捕獲団と初めて出会ったのは確か1998年だったけれど、まさに”恋に落ちた”としか言いようのない状態だった。しかし、当時の私はいったいこれのどこにそんなにも惹かれていたんだろう・・・と、あれからだいぶおとなになった今(あの頃ももうおとなだったけど)思った。でも、ものがたりが進むにつれて、やっぱり好きだと思った。この芝居は、なんだかんだ言って、演劇がとてもとても好きで、どうしてこんなにも好きなのかな?と考えてたり、誰かのことがとてもとても好きで、すごく好きなのにさよならを言わなきゃいけない切なさだったり、さよならは言うけどさよならじゃないよねとか、新しくやってくる21世紀への期待と不安と、そんなものがないまぜになってうわ~っとあふれかえっている作品だった。今見ても、間違いなくそうだった。その切なさや、情熱や、勢いに胸がキュンキュンした。そのくせまっすぐそれを表現しようとしないひねくれた表現や、さしはさまれるおちゃらけにいらいらしながら舞台を見つめていた。
あれから十数年、あなピグモ捕獲団を見つめ続けてきたけれど、あなピグモ捕獲団はあのときとあんまり変わってない。変わったものも、変わったこともいっぱいあるけれど、原点は確かにここにある。まぁちょっとだけ、素直になりましたか?
衣装は、シルバーグレーの、宇宙服っぽいもこっとしたジャケット。赤いラインがウルトラマンっぽい。身頃の一部にプリーツが入ったパッチワークみたいな部分があって(いつもながらうまく説明できん)、あれ、どうなってたんだろう。手が込んでるなーと思った。2作品ぶん、出演者も多くて、衣装さんはいつもにも増して大変だったことでしょう・・・。
役者さん。
ハル(野中双葉)とライカ(小畑佳子)の二人が、元気良くってキュート。
リンゴ(立道心)、かわいいねぇ・・・。
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