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「ひとんちでさよなら」

万能グローブ・ガラパゴスダイナモス「ひとんちでさよなら」
 日時:2015年6月27日(土)18:30開演
 会場:イムズホール

 ガラパは今年で10周年らしい。
 昨年の再演ラッシュは、仕事が忙しかったせいもあってほとんど観に行けなかった。今回は3年ぶり!の新作をイムズホールで!

 いつも中島信和さんが手の込んだ装置を作るガラパだけれど、イムズホール内に2階建て住宅が1軒建ってた。あ、玄関のところをちゃんと見てこようと思ってたのに、忘れてた!
 F列って、最前列だった!ひゃー、前すぎる!嬉しい悲鳴。

 客入れの音楽は、スピッツ、andymori、フジファブリック。川口くんの好きなバンドばっかりだね。これから始まる劇世界にむけて、テンション上がるね。第0回公演からの客入れ音楽をずっと流してたんだそうです。そうなんだ~。

 じいちゃんから手紙をもらい、15年ぶり?にじいちゃん家にやってきた岬(多田香織)と潮(早樋寛貴)の姉弟。存分に懐かしみながら家の中に入ると、見知らぬ女・ベティー(山﨑瑞穂)がバスローブ姿でくつろいでいる!

 実にガラパらしい、ドタバタすれ違いコメディー。テンポよく登場人物たちが行き違いすれ違いながら紹介されていく。

 隣に住んでた?瑞穂おばちゃん(杉山英美)によると、じいちゃんは入院中で、ベティーは今この家を管理する濱ちゃん(どん太郎)という男性の恋人だという。
 4人が居間を出ていくと、押し入れの中からチンピラが二人(椎木樹人・阿部周平)・・・誰?
 さらにこたつの中から男女(石橋整・横山祐香里)が出てくる・・・誰?
 家の外では潮の元カノ・アリス(田崎小春)が、潮を追ってやってくる。しかもなぜか濱ちゃんと一緒に。

  「ひとんちでさよなら」ってタイトルだから、まぁここは”ひとんち”なんだろうなと思う。でも、結局誰んちなんだ?

 多田ちゃんがいて、椎木くんがいて、どんちゃんがいて、ばっしーがいて、松野尾くんがいないのはちょっとさみしいけど、ああ、ガラパだなぁと思う。舞台上はがちゃがちゃしていて、いやいやないやろそれ、って突っ込む暇もないくらいテンポよく押しまくり、ちょっとした台詞で笑わせて、最後にちょっとほろっとさせといて、なおかつドカンと落とす、という、実にガラパらしいバカバカしくてさわやかな芝居だった。
 当日パンフに書かれた「難しいことはわからんけど、とりあえず笑ってほしいなあ」という川口くんのと言葉と、終盤に瑞穂おばちゃんの台詞にある「伝えたいことなんかない。ただ、覚えていてほしい」(うろ覚え)というじいちゃんの言葉。これが川口くんの偽らざる気持ちなのだろう。見てるこっちも、まぁいろいろあるけど、とりあえず今目の前で起こってることがおもしろいからいいやって気分になる。たぶん、それでいいのだ。
 
 次は福岡・東京・大阪の3都市公演で、しかも東京公演は駅前劇場だそうですよ!私のけっこう長い観劇人生の中でも、確か1回しか行ったことがない駅前劇場。すごい!頑張れ~!

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