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「シレンとラギ」

ゲキ×シネ「シレンとラギ」
 日時:2013年10月27日(日)18:15~21:30
 会場:Tジョイ博多

 劇場でも観ましたが、やはりゲキ×シネは劇場とは違った楽しみ方ができるということで観ておかなければ。

 開映前にゲキ×シネ10周年!ということで、予告編がいろいろと流れる。うわ~観たい!あれもこれも劇場でもゲキ×シネでも観たけれど、もう一回見たい!DVD買っちゃいそうだ。やばい。

 舞台を観た後、あまりのことに感想が最後までかけずにほったらかしにされていた。
 
 前半、とても面白い。
 藤原竜ちゃんはかっこいいし、永作さんはキュート。
 劇団員の皆さんはそれぞれユニークで、見せ場もたっぷり。高橋克実さんは懐の大きい教祖であり、でも眠りから覚めた直後の様子はこれまたキュート。三宅さんのアクションもかっこいい。
 王朝の権力争いが描かれる中、母と息子、殺し屋と殺される男、父と娘、男と男・・・禁断の愛がちりばめられる。
 
 が、2幕からの展開があまりにめまぐるしくて、混乱。何が正しくて、何が間違ってるのかわからない。しかもラストがなんだかしっくりこなかった。
 舞台を観た後に感想が書けなかったのはそのせいだったのかなぁと思った。
 
 ゴダイは自ら息子の手で討たれ、母親と関係を持ったその息子を後継者に指定して死んでいく。
 愛する女性が実は母であることを知り、父を殺め、教祖となったラギ。彼が説く「愛せよ、殺めろ」という教義は、ちょっと理解できる。「アイはコロシアイ」、ある意味正しい。

 でも、多くの人を殺め、禁断の恋に踏み入れたシレンとラギには、やっぱり最後に壮絶な死が待ってるんじゃないかと思っていたので、あのラストにはちょっとびっくりした。
 毒が降り注いぐという展開には、震災後の原発事故を思い起こさせた。
 その中で、シレンとラギは、その毒にまみれた、穢れた(という書き方は適切でないかもしれないが)血で、多くの人を救う旅に出る、というラストシーンは、まぁ希望を感じさせて良かったのだけれど、私にはなんだかやっぱりしっくりこなかった。 
 
 日本の南北朝時代がベースになっているらしい、ということで、公演を観たときに購入したパンフレットを引っ張り出してみた。
 舞台を観たときにも気づいたのかどうかは覚えてないけど、シレンとラギの名前については、シレン=後醍醐天皇の寵妃・阿野廉子、ラギ=後醍醐天皇と廉子の息子・義良=のちの後村上天皇からとったようだ。ただし、とられたのは名前だけで、ものがたりとは何の関係もないみたいでした。

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