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「MAREBITO」

維新派「MAREBITO」
 日時:2013年10月13日(日)17:30開演
 会場:犬島海水浴場

 3度目の維新派。
 友人から「すごくいい!」と言われて、大阪南港まで観に行った維新派だが、う~んよくわかんない・・・。
 その後、その友人たちと犬島公演を観る。・・・う~ん、やっぱりよくわかんない。でも、犬島は気に入った。
 お父さんが犬島出身だという友人に島を案内してもらった。そのときに、この犬島キャンプ場にも来た。
 
 あれからおよそ10年。2度目の犬島。今回は、瀬戸内国際芸術祭がらみで直島→豊島を経由して犬島に上陸。
 港は芸術祭のお客さんで、でたらめに混雑していた。精錬場跡地には美術館ができて、島のあちこちには”家プロジェクト”と称して、現代美術の作品が置かれている。芸術祭パスポートを手に、島内を一周。ああ、島の暮らしは10年前とあんまり変わってないなぁ。懐かしい故郷に帰ってきたような気分。

 島内を堪能して、会場のある犬島キャンプ場へ。
 開演前、屋台村。足を踏み入れるのは、実は初めて。
 お腹が空いていたので、なんか丼ものっぽいご飯とビールをいただく。おいしい!
 その後は、屋台村での投げ銭ライブをBGMに、徐々に沈んでゆく夕陽を見ていた。

 友人たちと合流し、日本酒を片手に会場内へ。

 夕暮れ、日没の時間に開演。

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 犬島にやってきた少年=ワタルが、母親にあてた手紙が読まれる。

 組み上げられたステージの奥には、海に張り出す桟橋。
 遠くに島が見え、船が行きかう。
 
 昭和な少年少女のいでたちに、白塗りの役者さんたち。
 イメージを掻き立てる、抽象的なシーンが連なる。

 犬島にやってきた、”よそ者”の少年のものがたり
 生まれてすぐに葦の船にのせられて海に流されたヒルコ
 マレビト=客人/稀人
 世界のあちこちに流れ着いた人
 海を渡って流れる”毒”
 どこかの島で、戦争で死んだ人
 犬島の、古代人の骨

 いろんなイメージが次々に提示される
 その一つ一つはつながっているのかもしれないし、いないのかもしれない。

 ステージに、水が流れ込む
 ビールと日本酒に酔いしれてうとうとしていたら、そこはかなりの水たまり、っていうかプールみたいになっていた。
 
 丸太あそび 
 鯨?
 3元中継。
 1)桟橋で、みんなで遊ぶ、維新派のカネコさん(遠景)
 2)金網と望遠鏡で遊ぶ人たち(中景)
 3)椅子で遊ぶヒルコとワタルとカイ(近景)
 カイ=貝・海

 維新派を観て初めて”あーおもしろいなー”と思えた。提示されるイメージを受け取れた気がした。
 それは沈む夕日の美しさのせいかもしれないし、ステージの向こうに見えていた瀬戸内海の景色のせいかもしれない。提示されてたイメージの始まりが、”犬島にやってきたよそ者のワタルのものがたり”で。犬島に観光でやってきたよそ者の自分と重なったからかもしれない。
 それは、まさにこの時、この場所でしか味わえない感動だったと思う。
 本当に楽しい観劇だった。

 終演後、船で岡山に戻り、友人たちと宴会。
 東京、大阪、岡山、いろんなところから集った、結構昔からの仲間たちとの時間は本当に楽しかった。
 幸せな一日でした。

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