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「飛ぶ教室」

演劇集団キャラメルボックス「飛ぶ教室」
 日時:2011年11月3日(祝)13:00開演
 会場:北九州芸術劇場中劇場

 

 E.ケストナーの児童文学を舞台化。

 

 原作「飛ぶ教室」は気にはなっていたものの、白水社の新訳文庫が出て初めて読みました。
 子どもに接する大人たちがすばらしい。おとなとしてこうありたい!と思いました。
 おそらく成井さんもそんなふうに思っていたのではないかと思います。

 

 若手中心の座組み。共同演出と選曲は有坂美紀さんというクレジットがされていたけれど、パンフレットに有坂さんの文章がきっちり載せられているところから見ても、演出はだいぶ有坂さんに任されていたように見えました。
 そのせいか、全体的に単調で、ちょっと物足りなさを感じました。原作小説があるので、脚本は基本的に大きくいじれなかったと思います。そのぶん、ギャグが多め。もちろんそれはそれでおもしろかったのですが、小説の“おもしろさ”はそこにはないわけで、それはうまく生かされていなかったように感じました。
 
 全体的に照明が暗いという印象。もしかして、節電?そんなことはないか…。
 装置は奥村泰彦さん。細木を組んだシンプルな装置は奥村さんらしい。

 

 役者さん。
 マチアスの筒井俊作さんは、まさにキャラ勝ちだけれど、とてもマチアスっぽくてよかった。
 ウリーの小林千恵さん、好きな役者さん。ウリーの芯の強さと優しさがよく出ているように感じました、
 石川寛美さん、ひさしぶり~!子どもからママまで、さすがでした。
 ベク先生=大家仁志さん、かっこいい!正義先生と禁煙さんの友情にはやはり泣かされました。私ももう大人なので。

 

 当然ながらもうすっかりおとなの私としては、子どもたちを見守る大人たちの方にいたく共感してしまう。
 しかし、 正義先生がマルチンに電車賃を渡して家に帰すくだりは、う~ん、と思う。ジョニーのような生徒もいるけど、どっちが正しかったのかなぁと。まぁそれは、私がこころの冷たい大人だからだと思うのですが。

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