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「セロ弾きのゴーシュ」

わらび座「セロ弾きのゴーシュ」
 日時:2011年10月9日16:00開演
 会場:都久志会館

 わらび座の子供向けミュージカル。
 初・わらび座。
 よくわからないままに観に行ったのですが、小学校巡演向けの作品のようで、舞台上には簡素な装置。

 キャストはたったの3人。主役のゴーシュ以外の2人はいくつかの役を早替わりで演じる。

 いやはや、レベル高いなぁ。役者さんは3人とも非常にキレのある身体で、歌も踊りもすばらしい。装置や衣装、小道具も簡素でありながら非常にうまく作られている。旗を使ったパフォーマンスや、太鼓、伝統芸能を取り入れる、或いは途中、お客さんを舞台に上げて太鼓をたたいてもらったり、客席も一体となって楽しんだり、演出もよく練られているなぁと思った。
 終演後はキャストの方々がロビーでお見送りしてくださいました。ゴーシュ役の人はガラパの横山さんにちょっと似てました。

 わらび座のあり方をみたときに、役者として生活する、劇団として経営を成り立たせる、ということを考えて、実にいろんなやり方があるのだなぁと思わされた。先日お話を伺った役者さんが、「”役者になりたい”と考えたときに、プロダクションに入るとか、テレビに出たいとか、いろいろあるけれど、自分が芝居で何をしたいのかということを考えたときに、おのずと選ぶべき道は見えてくる」とおっしゃっていた。いわゆる”役者”を志す若者はゴマンといるだろうけれど、その動機も、目指すものもおそらく一人一人が違っている。テレビに出て人気者になりたいのか、子どもたちの喜ぶ顔がみたいのか、舞台上で歌いたいのか、踊りたいのか、はたまた誰かの心に響く芝居をしたいのか。その動機によって、プロダクションに入るのか、劇団に入るのか、その劇団だってものすごくいろいろな形がある。才能とか運とかもあるのかもしれないけれど、それよりも”自分はこうありたい”という志が、夢をかなえるというか、奇跡を起こすというか、行きたいところにたどりつかせるというか、そんな気がします。それは誰であれ、目指すものが何であれ、同じであるように思います。
 自分がどうありたいのか、それを常にちゃんと考えていなければいけないと思うし、そのことを心のどこかに置いておくことで、自分の進むべき道を見失わず、へこんだ時もまた前を向いて歩き出せる原動力になるのだと改めて思います。

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