« 「博多テクニカ女王街ラバー」 | トップページ | 「アームストロング・コンプレックス」 »

「遊園地3兄弟の冒険」

ギンギラ太陽’s「遊園地3兄弟の冒険」
 日時:2010年7月17日(土)17:00開演
 会場:西鉄ホール

 今年4月に東京ドームシティーシアターGロッソで上演予定だった公演が、主宰・大塚ムネトさんの体調不良により延期。その作品の、福岡での上演も決定。ということで、早々にチケットをゲット。

 客入れ中はいつものバス軍団写真撮影大会!ううむ、やっぱり一人で行くとおもしろくないなぁ。私の目の前に大塚さんと写真に写りたい人の列ができ、私はカメラマンとしてビミョーに活躍。

 まずはおまけ短編「男ビルの一生」
 福岡の老舗デパート岩田屋の人生、じゃなくてビル生をたどる。
 元は福岡藩のお侍さん相手に商売をしていたのが、商人の町・博多の呉服町へ移転したとか、福岡で初めて現金正札販売(それまでは商品に正札はついておらず、価格は客さん店の駆け引きで決まっていた)を始めたとか、知らなかった(か、忘れていたか)ことも織り込んで、今日に至るまでの岩田屋の歴史を紹介。岩田屋役が(1)福岡・呉服町時代~天神進出まで、(2)天神進出~近代(大塚ムネト)、(3)戦時中(?)、(4)現在の新館(中村卓二)と4人の役者によって演じられるのが面白い。
 思えば私がギンギラを初めて観た1999年からこの10年の間にも、岩田屋には紆余曲折があった。ギンギラの芝居は常にその岩田屋を取り上げて、いい時も悪い時もギンギラの舞台の上には岩田屋がいた。4人の岩田屋さんが語る言葉は、そのままギンギラ太陽'sの、大塚ムネトさんの言葉に聞こえた。いろんなことがあったよなぁ、それでも天神に岩田屋はあるし、ギンギラは西鉄ホールの舞台にたっているんだなぁ、とちょっとしみじみ。

 幕間「地下街の河童」
 役者さんたちの着替え時間を埋める地下街の河童(杉山英美)のトーク。東京公演では全く受けなかったらしいが、福岡公演ではもちろん大ウケ!大盛り上がり!近いうちに“かっパルコ“のCMが実現したらいいですね。

 「遊園地3兄弟の冒険」
 西鉄の遊園地3兄弟、到津遊園・かしいかえん(香椎花園)・だざいふ遊園地(太宰府園)。
 ある日、到津遊園のもとに、経営悪化のために閉園されるという知らせが。到津遊園は、自らの歴史を思いおこすうちに、夢の中で冒険へと出かける・・・。

 福岡に就職して最初に住んだのが、到津から歩いて30分ほどのところでした。
 4月の遠足で、いとうづゆうえんに行きました。こどもたちは、いとうづゆうえんに行くのをものすごく楽しみにしていたし、50代の元こどもたちも、こどもの頃にいとうづ遊園に行くことがいかに楽しみだったかを語ってくれました。ぼろぼろのジェットコースターやブランコなどの遊具に大喜びしていたこどもたちのことが思い出されます。ライオンだかトラだかの赤ちゃんにも触らせてもらったことがあったなぁ。ちっちゃいのにものすごく凶暴でした。

 冒頭、ネコさんとネズミさんが登場。そうだった・・・ネコさんグッズとかネズミさんグッズを持ってこなければいけなかった…とはいえどっちも持ってないんだわ。

 “ジェットコースター“の名付け親でもある後楽園ゆうえんちさんや八景島シーパラダイスも登場し、やや東京公演を意識した改編。福岡ではあまりウケてなかったけど、東京では大盛り上がりだったんだろうなぁ。終演後にはドームシティーのジェットコースターに長蛇の列ができたとか。 

 「動物たちを守ることができなかった」といういとうづさんのセリフには、こどもの頃に読んだ「かわいそうなぞう」という童話を思い出したし、また、口蹄疫で多くの家畜を殺処分しなければならなかった宮崎の畜産農家の姿が重なって、わかってるのに大泣き。

 最後は現在の到津の森公園の様子が、役者さんたちのコメント付きで上映。…みんなかぶってるよ…まあ、当然と言ったら当然だけど・・・。

 「自分がこれまでしてきたことは何だったのか」
 と、悩む日がある。けれども、岩田屋もいとうづさんもお客様の声に励まされ、再び元気に再出発をする。
 そんなふうに悩んでいるのは私も同じ。「だいじょうぶ、あなたのしてきたことはまちがいじゃなかった」。そう励まされたような気がしました。お客様の期待に応えられるよう、私も頑張らなくちゃなぁと思いました。

|

« 「博多テクニカ女王街ラバー」 | トップページ | 「アームストロング・コンプレックス」 »

演劇」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「遊園地3兄弟の冒険」:

« 「博多テクニカ女王街ラバー」 | トップページ | 「アームストロング・コンプレックス」 »