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「加納の鼻」

劇団爆走蝸牛~bakusou katatumuri「加納の鼻」
 日時:2009年4月26日(日)13:00開演
 会場:湾岸劇場博多扇貝

 先週に引き続き、第4回公演として岩井作品を上演。

 ものがたり。
 腐れかけたような、変形した鼻がコンプレックスの霊媒師・加納(手島曜)。有能な霊媒師なのに、その鼻のせいで外にも出ず、自宅で仕事をしている。弟子の八月一日(ホヅミ=酒瀬川真世)はテレビで売れっ子の霊媒師になっているというのに。

 鼻を理由に自分を“ダメ”と決めつけて、いい年してひきこもってる加納。ああ、名前はカノウか。可能性を感じるいい名前だね。本質は“鼻”なんかじゃないのだ。鼻を言い訳にしているだけなのだ。死んだ八月一日に、実は想われていた、と知って自信を取り戻す加納。ああ、人が変わるのはなんて簡単なんだ!
 最後に、どろどろぐちゃぐちゃだけど現実に戻ろうとする加納。やっぱり人間そうでなくっちゃ。

 一方で、加納に相談に来る山田スミコ(きたみ晹)とその父(渡辺ハンキン浩二)の間にあるヤバい関係。そこに絡む井上カオル(中嶋さと)。あーよくできてる、一筋縄ではいかない脚本。

 夢と現実のはざまで歌ったり踊ったりの場面が楽しい。中嶋さとさんはミニスカメイドの衣装もかわいいし、歌もお上手。
 村上差斗志さんの“鼻”っぷりも素敵でした。

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