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「惑星クレイジー」

万能グローブ ガラパゴスダイナモス「惑星クレイジー」
 日時:2007年12月19日(水)19:30開演
 会場:甘棠館show劇場

 川口大樹くん作・演出のシチュエーションコメディ。
 ガラパの芝居には良くあることですが、タイトルと物語はあんまり関係ありません。気にしないように。

 とある寒い日の夕方、とある島の別荘に、高校時代に文化祭実行委員を務めた仲間たちが久しぶりに集まってくる。別荘に最初に到着したのはソメヤ(椎木樹人)、ブライダルコーディネイターでイベントなら任せとけ・貝塚(どん太郎)。その日は、あの頃教育実習生だった憧れのユウコ先生(鶴田加奈子)の誕生日。サプライズパーティーを目論む。

 冒頭、別荘の明かりのスイッチを入れると、それは蛍光灯。え~びっくり!芝居の舞台で蛍光灯ってあんまり使わないよね。もちろん正面からちゃんと照明を当ててるんだけれど、ちょっと意外でびっくりでした。
 別荘のリビングセットも良くできている(舞台美術:小牧十朗)。下手にベランダ、トイレのドア。上手にキッチン、作り付けの冷蔵庫。2階に上がる階段の天井が低くなってしまっているのが惜しい所。

 いろんなキャラクターがわんさか出てきて、いろんなエピソードやネタも盛りだくさん。若い役者たちが舞台狭しと駆け回る。
 “元美少年”バンドマン久慈=通称ルシファー(松田裕太郎)の設定が最高に可笑しい。ルシファーは今や昔の面影は皆無、いい感じに太っていて、みんなは知らないけれど、中華料理店で働く有能な料理人。いっしょに働く別荘の持ち主・那須野(川口大樹)は二人で店を持ちたがっている。一方、ルシファーと喧嘩別れて夢をあきらめ、就職活動中の武内(松野尾亮)も、もう一度音楽をやりたく別荘にやってくる。
 大先輩のピッチャーから奇跡の逆転満塁ホームランを放った野球選手・南川(石橋整)、八百長とうわさされるその一打の真相を、みんなにナイショで取材しているナナ(多田香織)、ユウコ先生も今や教員をあきらめて出版社でアルバイト。
 久しぶりの再会に、みんなそれぞれちょっとづつ変わっていて、いろんなことを隠している、だからこそのすれ違いがてんやわんやの大騒動を引き起こし、やがてそれぞれの今が明らかになっていく。最後にばらされる今は、なんだかあんまり明るくなくて、まあ実際そんなもんだけど、ちょっと寂しいね。ま、元気で再会できることが何よりです。いつかまた集まる日にも、こんな風にわいわいとバカ騒ぎしたいね。
 ラストのシークレットプレゼントの場面は笑えました。

 今回の公演は、甘棠館show劇場で9公演のロングラン。
 私の見た回は後半でしたが、かなり芝居がなじんでいる感じがしました。おそらく前半とはかなり違ったものになっていたのではないかと思います。

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