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2007年6月

「アントン・ユモレスカ」

劇団アントンクルー「アントン・ユモレスカ」
 日時:2007年6月30日(土)19:30開演
 会場:ぽんプラザホール

 チェーホフは見たことがなくて、読むのも何度も挫折して、唯一竹内銃一郎の『みず色の空、そら色の水』(←『三人姉妹』がモチーフになっている)を見たことがあるくらいだ。
 ただ、「モスクワへ!」とか「生きていきましょう」とか、有名なせりふはいろんなところに引用されているので、なんだか知ってるような気分になってしまっているのもまた事実。

 チェーホフの芝居を稽古する、とある劇団の稽古場とチェーホフが生きていた時代を行ったりきたりする。
のですが、最初はそれがわからなくて???
 衣装などで差はつけていたのですが、役者さんのね、芝居がね・・・。
 
 途中に差し挟まれる、チェーホフを日本の小劇場風に演じるシーン。
 私は野田もつかも大好きですが、第三舞台風に、がいちばんうまく出来ていたと思います。私が鴻上尚史の信奉者であるということをさっぴいても、あの「朝日のような夕日をつれて」の場面とチェーホフのせりふはとてもよくあっていました。
 平田オリザ風は、ちょっとせりふが走りすぎ。

 栃原さんは、チラシのチェーホフによく似ている!
 岩井先生は歌がうまい!

 とりあえず、チェーホフ入門編としておもしろかったです。
 アントンクルーはこれからチェーホフ作品を次々に上演していくとのこと。楽しみです。

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「Circulate」

安部貴住個展「Circulate」
 日時:2007年6月30日(土)
 会場:九州日仏学館

 やっと行けました。最終日。
 日仏学館5階の小さなホールにインスタレーション。

 前回見たインスタレーションのときも思ったのですが、とても冷たくて孤独な感じを受けました。
 真っ白な空間。金属製のフレーム。モノクロの映像。
 中央に置かれているのはとても大きなベッドなのに、そこにはぬくもりも感じられなくて。

 「ある日 飛行機から少しだけ見えた 
 重力から開放され ふわふわと浮く雲に おおわれた風景」
 そんな風景にインスパイアされて作ったという作品。

 彼の作品は、自分の周りにあるもの(雲や空や自然)を丁寧に見つめ、それらと自分とのとの距離を測りながら、自分自身(生まれてやがて死ぬ生命、心臓の鼓動、からだをめぐる血液・・・)を見つめている。
 そこに在るのはずっしりと重たい自己。
 周囲に流されたりぶれたりしない、確かな自己。
 そういう自己でありたいと願っているのかもしれない。
 そうして絶えず自己を確認していなければ不安で不安定なのかもしれない。
 真っ白く、ふわふわと浮く雲のように。

 安部さんの作品は、たぶん昼と夜では趣を変える。
 今回は、昼間にしか見られなかったけれど、おそらく夜には窓から街の賑やかな明かりが白い空間にもれてきて、そこにかすかな人の営みを感じられることだろう。

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「憑神」

「憑神」
 日時:2007年6月29日(金)
 会場:ワーナーマイカルシネマ福岡東

 う~ん。期待したほどではなし。
 妻夫木がなぁ・・・。森迫永依ちゃんもなぁ・・・。

 その他の脇役は、西田敏行も、佐々木蔵之介も、香川照之も、赤井秀和も、江口洋介も、佐藤隆太も、それぞれ見どころあり。あと、米米クラブの歌「ご利益」が最高に楽しいです。

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「ルールブック」

座’K2T3番外公演「ルールブック」
 日時:2007年6月24日(日)17:00開演
 会場:ぽんプラザホール

 評判を聞いて、当日券。
 混むだろうと予想はしていたけれど、13時の回は満員御礼で、17時のチケットを購入。

 女優たちが真面目におかしなことをやっているところが素晴らしい。
 ビデオも小道具もすごくよく出来ていて、仕事が丁寧。
 これで1000円はお得だよなぁ。芝居初心者を連れて行くならこんな公演ですね。

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「キサラギ!」

「キサラギ!」
 日時:2007年6月23日(土)
 会場:シネリーブル博多駅

 口コミ評判の良さを聞いて、映画館へ。
 たいへんおもしろかったです。
 個性的な俳優5人。主役の小栗旬くんはなんとも頼りなさげで、特に他の濃~い役者さんたちの中では存在感が薄い。けれども、そこを買われてのキャスティングだったそうで、なるほど彼に光があたる瞬間が美しい。
 
 最初から最後までほぼワンシチュエーションで展開。やはり元ネタは芝居らしいです。もうちょっと映画らしくしても良かったんじゃないかと思うほど、まんま芝居。このまま充分舞台に乗せられます。どこかで上演されたら是非見たい!いや、どこかで上演してください!

 いろいろ語りたいのですが、事前にストーリーを知ってしまうとおもしろさが半減するので、とにかく劇場に足を運んで見てください。

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「座布団一枚の哲学」

非・売れ線系ビーナス「座布団一枚の哲学」
 日時:2007年6月17日(日)18:00開演
 会場:博多南駅ビル内多目的オープンスペース

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「舞妓Haaaan!!!」

「舞妓Haaaan!!!」
 日時:2007年6月16日(土)
 会場:ワーナーマイカルシネマ福岡ルクル

 最初っから最後まで阿部サダヲオンステージ!
 いちばん阿部くんらしい阿部くんです。
 柴崎コウがたいへんよいです。

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「NINAGAWA十二夜」

「NINAGAWA十二夜」
 日時:2007年6月10日(日)16:30開演
 会場:博多座

 蜷川さんが歌舞伎を演出する!
 しかも演目はシェイクスピアの十二夜。
 男が女を演じ、しかもその女は劇中で男を演じるという、幾重にもひっくり返る性。いやいや、シェイクスピア時代だって、芝居は男だけで演じられたもの。ヴァイオラ役は若き美少年が演じたものなのだ。

 そんなわけで、博多座。
 上演時間を聞いてびっくり約4時間!休憩込みとはいえ長い。
 はじまって理由がわかりました。
 蜷川さんはシェイクスピアをやるときに戯曲をカットしませんが、歌舞伎の脚本に作り変えてもなお、戯曲をほとんどカットしなかったのだと思われます。さらに、せりふがゆっくりしゃべられるので、必然的に長くなるわけです。

 シェイクスピアのおもしろさは全く失われることなく、お得意の鏡の演出や、豪華絢爛な巨大セット。いやもう、蜷川演出をたっぷり楽しみました。

 菊之助さんは初見。もちろん2役なのですが、男役と女役の違いがあまりにもはっきりと違いすぎて、早変わりで登場しても同一人物とわからないほどでした。男のふりをしているのに女の子になっちゃったり、あ、やばい・・・と男の子になったりするからだの変化がものすごくお上手で、客席からもためいきやら笑いやらが起こっていました。
 菊五郎さんは、おお!この前寺島しのぶの結婚式で吼えてた親父だ!うまいなぁ。面白いなぁ。さすがだなぁ。 周囲を固める役者たちも豪華。あっという間の4時間でした。ああ、贅沢・・・。

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「琴稲妻」

有門正太郎プレゼンツ「琴稲妻」(こんといなづま)
 日時:2007年6月9日(土)19:00開演
 会場:スミックスホールESTA

 飛ぶ劇場の役者、有門正太郎さんのプロデュースによるコントオムニバス集。誰もが楽しめる内容。
前回、実力ある役者たちが本気でバカバカしいことに挑戦している姿に感動。今回も北九州まで足を運んでしまいました・・・。

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「ヨクヨム」

最新旧型機クロックアップ・サイリックス第11.5回公演「ヨクヨム」
 日時:2007年6月8日(金)20:00開演
 会場:art space tetra

 art space tetraがオープンした2004年、私はtetraのメンバーのひとりである安部貴住さんと同じ職場にいた。
 「今度、アートスペースをオープンするんです」そう言って、tetraの仕組みとか、tetraでどんなことをやっていきたいかとかを話してくれた安部さん。どうすればアート≒美術や音楽で食べていけるのか。それを一生懸命考えて、それを実現するためのひとつの過程であるtetra。“美術や音楽”はそのまま“演劇”でも同じこと。私自身は演劇でご飯を食べるつもりはないけれど、演劇をやっている人たちが少しでもラクに自分の表現を続けていくために、私に何が出来るだろう、ということは考える。
 「いつかtetraで演劇公演が出来たらいいなぁ」と、思ってはいたけれど、tetra初の演劇公演をするのがクロサイだとは。なんとも嬉しい偶然。

 “リーディング公演”と銘打ってはいるものの、ちゃんとした演劇公演だった。
 というよりも、“リーディング=読むこと”をテーマにした作品だったんだな、これは。

 安部貴住さんはただいま個展を開催中。
 お時間があれば是非。
 安部貴住個展 “circulate”

 そしてクロサイの次回公演は12月。
 あの!芝居屋コロシアムです!
 今まで以上に充実のラインナップ!必見!

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「よれた僕らの水平思考」

万能グローブ ガラパゴスダイナモス「よれた僕らの水平思考」
 日時:2007年6月2日(土)18:30開演
 会場:ぽんプラザホール

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