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「僕たちの好きだった革命」

KOKAMI@network vol.9「僕たちの好きだった革命」
日時:2007年3月10日(土)18:00開演
会場:シアターアプル

 ひさしぶりの鴻上尚史新作。
 見られて本当に良かったです。

 15年ぶり!くらいのシアターアプル。ロビーでは機動隊員がカップラーメンを食べていたり、フォークソングを歌う学生のビデオを撮っていたり。場内に入ると、ステージ上でも、機動隊員や高校生たちがうろうろしている。
 けっこういい席が取れた、と思っていたけれど、アプルの16列目って、すごく後ろのほうなのね・・・。でもまあ、ど真ん中で、前の人もいなくて見通しも良くて、見やすかったです。

 開演前に「ごあいさつ」を読んで泣く。
 ああ、もう。そうなんですよ。私はいったいどうしてここにいるのでしょうか・・・。

 “演劇のお約束”をいちいち説明してくれたり、あんまりにも親切すぎる演出もあったものの、あいかわらずの鴻上節。それはある意味、自分の表現に対する批判の視点を忘れないということなのかもしれません。

 「きっといい未来になるって僕は信じてる」
 この言葉がすべてだと思う。
 わたしもどこかでそう信じている。

 この芝居、のーてんきに明るい未来を謳っているわけじゃない。
 何しろ主人公は最後に死んでしまう。学校ではあいかわらず生徒指導の先生がわけのわからない校則を楯に怒鳴り散らしている。世界のあちらこちらではまだ人と人が殺し合いをしている。 
 だけど、私は私らしく、正しいことを信じて行動すればいい。
 あの日のちっぽけな革命の確かな手ごたえをもう一度確かめたくて、学校に戻ってもいい。もっともっと大きな事件に巻き込まれようと、自ら紛争先へ志願して出かけていくのもいい。
 あなたはあなたの場所で、正しく戦っていますか?
 敵はいくらでもいる。
 戦う方法はいくらでもある。
 勝利の方法だっていくらでもあるのだから。

 信じつつも忘れかけてました。芝居を見て思い出しました。私だって、「この国の未来を、私の未来を、彼らの未来を信じている。きっといい未来になるって信じている。だから戦える。だから頑張れる」
 それを思い出しました。大丈夫、たぶん私は自分の場所で、正しく戦っている。そう確信することができました。そして明日からまた頑張って戦おうと思うことができました。

 中村雅俊さんは若い!学生服に違和感なし。背も高くて、かっこいい。
 長野里美さんはあいかわらずかぶってました。
 ロビーパフォーマンスの大高さんにはまったく気付かず。だまされた。

 余談。
 私は’69年生まれなので、学生運動のことは昔のニュースとしてしか知らないのですが、10代の頃はよく、福岡サンパレスでこぶしを振り上げて「シュプレヒコールはロックンロール!」とか叫んでいました。今見るとすごい歌詞だなぁ。アルフィーの歌にはこんなのがけっこうある。そして私は特にこんなのが好きだ。中村雅俊さんの正しい?シュプレヒコールを見た今、20年間、“シュプレヒコール”の意味を分かってなかったなぁと思う。

 あと、“クラス討論”みたいなことはロングホームルームの時間にやってた記憶があります。年度始めに毎月のテーマを決めて、「校則について」とか話し合ってたような(誰に聞いても「そうだっけ?」と言われるので、記憶違いかもしれませんが)。だからか今、ロングホームルームでドッヂボールとかすることに違和感を感じる私・・・。

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