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2006年10月

「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」

「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」
 日時:2006年10月31日(火)
 会場:ユナイテッドシネマ福岡

「ぶっさんが死んで3年
 ありえねぇ奇跡が起きて
 なぜか俺ら5人は再会した・・・」

 テレビドラマ、リアルタイムでは見ていなかったのだけれど、「おもしろい!」との評判を聞いて、レンタルで全部借りて見た。はまりました。岡田准一くんをはじめとする魅力的な男優陣、薬師丸ひろ子をはじめとする個性的な女優陣、ばかばかしいのにぼろぼろ泣けてしまう感動的な脚本。クドカンドラマの中でも群を抜いておもしろかった。

 完結編となるこの作品、それにふさわしく、素晴らしい出来。
 もちろんドラマを全編見てから行って下さい。でないとあんまりおもしろくないと思います。

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「漂う電球」

オリガト・プラスティコ「漂う電球」
 日時:2006年10月22日(日)18:00開演
 会場:メルパルクホール福岡

 ウッディ・アレンの脚本をケラさんが演出した作品。

 しかし。
 わたしはこの手の翻訳モノが非常に苦手だ。何がって、いかにも翻訳な日本語にどうしてもなじめない。なんだか吹き替えの映画を見ているみたいで、すごく不自然。頭の中では日本語→英語の変換をしようとしてしまう。
あと、アメリカも苦手。ウッディ・アレンはアメリカではあまり受けていないそうで、むしろヨーロッパや日本での評価が高いらしいけれど、それでも物語の根底に流れる価値観はものすごくアメリカンだ。登場人物たちはそのアメリカ的な価値観になじめないというか、アメリカ的価値観から見ると“敗北者”みたいな人ばかりなのだけれど、なじめないことをなんだか恥じているようで、ちいさくなっているところがもどかしかった。私はアメリカ的価値観にどこか疑問を感じているので、非常にいらいらしたし、笑ってほしいツボもわかるんだけど、そこで笑っちゃうことにむしろ罪悪感を感じてしまうのだった。まあ、客席もあんまり笑ってなかったんだけど。特に前半、役者さんがえらく固かったように見えたので、そのせいもあって、笑えるところも笑えなかったのかも。

 ともあれ、今回の目当ては超私好みの男優陣。
 岡田義徳くんのことはなぜか以前とても嫌いだったのですが、「木更津キャッツアイ」のうっちー以来大好きになりました。最近ではテレビ・映画・舞台とマルチな活躍。追いかけるのが大変です。「木更津~」では、渡辺いっけいさんが岡田君の父親役だったため、私の頭の中では父親=いっけいさんという図式ができあがってしまっており、1幕はかなりいらいらしました。だっていっけいさん出てこないんだもん!なんで伊藤さんが父親なの!?
 2幕でやっと登場したいっけいさん。んー、この空間に置くとちょっと暑苦しい感じ・・・。大好きな役者さんだけに、この使われ方にはちょっと不満。
 高橋一生くんはずいぶんとおとなしい印象。彼もちょっともったいない感じがしたなぁ。ドラマ「吾輩は主婦である」でもこんな感じではありましたが。
 広岡さんはちょっといっちゃった感じのお母さんを好演。彼女の持つちょっと湿っぽくて重い雰囲気は、この芝居に合っていたと思う。

 総じて、やっぱりなんだか、ケラさんは苦手なのでした・・・。
 いや、見には行くんだけども。

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「背中から40分」

渡辺源四郎商店「背中から40分」
 日時:2006年10月14日(土)19:30開演
 会場:北九州芸術劇場小劇場

 タイトルだけ見て「やらしいなぁ~」と思ってしまったのは私だけでしょうか。
 期待を裏切らず、非常におとな~な芝居でした。
 作・演出の畑澤聖悟さんは、現職の高校教員で、昨年の全国高文祭演劇部門で、最高賞である文部科学大臣賞を受賞した青森中央高校の演劇部顧問でもあります。そのせいか、私の隣には制服姿の高校生がずらり。彼らにおとなの芝居がどこまで伝わったかな、感想を聞いてみたい。

 まあ多少、それおかしいぞと思う点もありながら、ここはそういう問題ではないと思うので許す。私は冒頭しばらくして男と女、それぞれの訳アリを読めてしまった。脚本や演出もさながら、山内さんと森内さんの芝居もうまいんだなぁ。あとはもう行きつく先を見届けるのみで。

 だから、ひとつひとつのせりふや場面に、訳アリぶりや目指す方向を感じ取ってはいちいち泣けてしまった。いちばん号泣してしまったのは、ツボマッサージが佳境に入ったところ。シェ-とか座禅を組んだりとか、最も笑える場面でありながら、最も泣けた。

 音がほとんどない空間。だからこそ、ちょっとした音がものすごく敏感に脳を刺激する。窓やドアを開け閉めする音、窓を開けたときの風の音や、声の響き方など、芸が細かい。音の細部までこだわってるんだよね。
 とにかくじっと息を潜めて、耳を澄まして、舞台に目を凝らす。

 寝入ってしまった男にオイルマッサージをする場面はとても官能的。キリストに香油を注ぐマグダラのマリアのよう。隣り合わせの生と性と死。いくつものイメージがそこに重なる。

 終演後にアフタートークあり。
 さくてきブログ泊日記にも書かれているけれど・・・。
 こういうアフタートークやシンポジウムの席で、「それでは客席から質問を」という時に、必ず自分の言いたいことだけを延々と喋って、ステージ上の司会者たちに何を答えて良いやらわからなくさせてしまう人がいる。そして決まってそれはおじさんだ。言いたいことがあるならアンケートに書けば良いのに。誰もあなたの話なんか聞きたくないのに。わかってるけど言わずにいられないんだろうね。
 今回のアフタートーク、私にとっては「畑澤さんはやっぱりやらしいおじさんだった」ってことがわかったので、収穫ありでした。役者・山内さんは「暗いですよねぇ」と言っていたけれど、暗いと言うか、ウェットだよね。冬の間ずっと、雪に埋もれている北国のウェットさ。しんしんと降り積もる雪の音さえ聞こえてくる静けさ。そんなものが感じられる芝居だった。
 あと、芝居のタイトルは沢田研二「背中まで45分」をもじったものだとか。
 だけど、男・相本さんのテーマソングは爆風スランプ「45歳の地図」でお願いします(←これ、リンク貼るために調べてたら、「45歳の地図~リストラバージョン」もあるらしいよ)

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「明日への扉」

第84回骨髄移植キャンペーンミュージカル「明日への扉」
 日時:2006年10月13日(金) 13:45開演
 会場:アクロス福岡シンフォニーホール

 福岡スクールオブミュージックを中心に、福岡にある4つのグループ校の学生たちの手で創り上げられたミュージカル。1994年に大阪で3人の学生が企画して始まったというこのミュージカルも、大阪・福岡・東京・名古屋の学生たちによって上演され、今公演は84回公演目だという。

 とにかく派手。音響・照明・ビッグバンドによる生演奏・ものすごい数の出演者・スタッフ・・・プロがこれだけの規模でやったらいくら入場料を取られるんだろう、とアホなことを考えながら見た。全体的によくできていて、なるほどこれなら84回もの公演にもまあ耐えられる。
 スタッフも出演者も基本的にはすべて学生で、この公演だけで400名以上が関わっているとのことだったが、果たしてこの先ずっと舞台に関わって生活する学生がどのくらいいるのだろうか、と思った。
 
 後日、音響会社の方とお話する機会があったのだが、現場は圧倒的な人手不足らしい。専門学校で音響の勉強をしている学生は、福岡だけでも毎年200名前後が卒業しているにもかかわらず、だ。「育たない」とその方はおっしゃった。ああ、ここでもやっぱり育ってないんだ。しかも育てられないんじゃなくて、育たないんだ。やっぱり現場はきつくてすぐ辞めちゃうみたいです。あと、表現の現場なのに、表現力がないらしいです。ああ、この先どうなるんでしょうね、この国は。(ため息)

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「Attitude」

R&Sバレエ・アティチュード設立5周年記念公演「Attitude」
 日時:2006年10月8日(日)19:00開演
 会場:福岡市立中央区民センター

 「大人のバレエ」をコンセプトに、けやき通りにあるスタジオで日夜踊っているR&Sバレエ・アティチュードの設立5周年記念公演。3部構成。

 第1部はバレエコンサート。コンサートというのは、いろんな踊りを賑やかにやる構成、らしい。
 幕が開く。

 大人だ・・・。

 しっかりメイクをしている(バレエでは、メイクだいたいも決まっているらしい。歌舞伎と同じですね)ので、平均年齢がどれくらいなのかは不明だけれど、みんないい感じの大人だった。そんないい大人たちが、ふわふわのドレスを着て楽しそうに踊っていた。この人たちはきっと、子どもの頃にふわふわのドレスで軽やかに踊る姿を夢見ていたに違いない。女の子ならみんなそうだ。タオルケットかなんかをからだに巻きつけて、お姫様気分で踊っていた。みんなあの日の夢がかなったんだなあ。
 けど、見るとやるのでは大違いであろうと思った。きちんと止まっていることがいかに大変か!学生時代、よく先生から「ふらふらするな!」と怒鳴られていた私。今ではふらふらすることがどんなにみっともないかよくわかる。にもかかわらず、先日、式典のときに隣の人と喋っていたという理由で上司にお叱りを受けてしまった(喋ってないもん。だって隣の人は居眠りしてたもん←言い訳)。ああ、バレエなんてとても無理。なんかもう、見てるだけで筋肉痛になりそうでした。
 そして、バレエって、きちんと型があって、からだをそれにはめていく、ということがちょっとだけわかりました。これはつらいですね。だって、自分の体がそれにはまっていないってことが見えるわけでしょう。「できない」があと何センチとかで測れてしまうわけですよ。もっとも、それがあるから「くっそう!頑張るぞぅ」と思えるのですが。

 第二部は「ジゼル第2幕」
 今更ですが、バレエってせりふのない芝居なんですね。歌舞伎の舞踊とおなじですね。
うむ、型があって、型どおりにやるというところは、バレエと歌舞伎って似てますね。
 ゲスト・梶原さんの太腿の筋肉がすごかった。
 そして、大内田さんのジゼル、おきれいでした。伯爵の周りを出たり消えたりするのがおもしろかった。

 第三部は大内田さんの新作。
 昨年12月のリホスタ公演みたいな感じかな?と思っていたけれど、もっとちゃんとバレエだった。ああ、バレエの新作ってこういうものなのね。第三部全体が一連のストーリーになっていて、ちゃんと大内田さんらしい踊りだった。
 リホスタ公演にも出演されていた能美さんが、またバレエではありえないポーズで楽しませてくださった。田中理恵先生も、笑わせてくださった。
 トリはTORI!で、鳥だった。イメージはヒッチコックで。あれはやっぱりカラスでしょうか。
 カーテンコールで舞台に走り出てきてずっこけるのも、古賀今日子さんがアナウンスでトチルのも、ああ、大内田さんらしいなぁ。
 ホント、楽しかった!
 いろんなことを新しく知ることができた2時間でした。

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「正しい街」

飛ぶ劇場「正しい街」 
 日時:2006年10月7日(土)18:00開演
 会場:西鉄ホール

2007年2月10~11日に東京公演あり。

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「太陽」

太陽
 日時:2006年10月1日(日)
 会場:シネテリエ天神

 ロシア人監督が昭和天皇を描いた映画。
 映画の日ということもあって、映画館は超満員でした。

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