演劇集団キャラメルボックス「スケッチブック・ボイジャー」
演劇集団キャラメルボックス「スケッチブック・ボイジャー」
日時:2005年9月17日(土)19:00開演
会場:メルパルクホール福岡
キャラメルボックスは、劇団設立20周年なんですね。
私が初めてキャラメルを見たのは、キャラメルにとっても初・福岡公演だった「また会おうと竜馬は言った」@ももちパレス。約10年前のことです。行こうかどうしようかと迷って、最終的に友人を誘って見に行きました。公演直前に手に入れたチケットはなんと最前列。端っこだったけど、竜馬の立ち位置の正面で、3人揃ってヤラレました。上川隆也に。『大地の子』が放映される直前のことでした。
開演前に浄水通りのケーキ屋さんでお茶していたところ、斜め向かいに、このとき一緒に見た友人が。それまで劇団四季しか見たことがなかったという友人は、あの日をきっかけに立派な小劇場ファンになりました。キャラメルボックスサポーター歴も10年となり、今公演はジェミニとアポロとトークショーを堪能したようです。
1988年初演というこの作品。
ストーリーは、フィクションの世界と現実の世界がクロスする、成井さんの得意のパターン。土地の買占めとか、若貴・相撲ブームとか、時代を感じさせるせりふも多数ちりばめられていて、それでもあまり古臭さは感じなかった。むしろ、最近のあまいキャラメルよりもこっちの方が好き。
サッカー大好きな大空牧場のカケルとか、ライバルの小次郎とかは「キャプテン翼」へのオマージュ。そして同時にメンバーたちが子どもの頃に抱いていた夢にも重なっているようで。成井さんはこの作品を教師を辞めて劇団一本にしたときに書いたのだという。そう。これからまた夢を追いかけるぞ!という勢いに満ちた作品だった。これを今やるというのも、ひとつのけじめなんだろうな。大森・西川がタッグを組み、真柴が支えるジェミニキャストを見ながらつくづくそう感じた。
途中に日替わりのゲストあり。この日は成井豊氏。成井さん、喋りすぎ。しかもおもしろくなかった・・・(失礼)。
たくさん並んだグッズや、おなじみのグッズ宣伝を兼ねた前説。だめな人にはだめなのでしょうが、これがあってこそキャラメルボックスはここまで来られたんだよなあということを痛感。行きすぎなところはあるものの、小劇場の制作としては見習うところも大きいのではないかと思う。
劇団☆新感線然り、20年続けてこられたことの奇跡と幸福に涙。
当日パンフの中で、小川江利子嬢が退団したことを知る。入団からずっと見ていて、特に「カレッジ オブ ザ ウインド」での彼女が印象に残っていたので、ちょっぴり残念。しかし、若い人から辞めていくね。さみしいなあ。
次回、年末の公演「クロノス」には、菅野良一が出る!出る、っていうか、センターだ。あんまりうまい役者ではないけれど、この人の笑顔を見るとどきどきする。ああ、会いたい・・・。
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コメント
今から初キャラメルです(^.^)どきどき♪チケット買うときよくわからなくて、ベテラン組でなく若手のほうを買ったみたい。。。しまった。。かな(^^;;
投稿: Ishida | 2005/09/18 11:42
>Ishida さま
アポロキャストを見られたのかな?個人的にはアポロの方が好みだったのですが、いろんな都合でジェミニキャストを見ました。これはこれでよかったです。
投稿: SUN CHILD | 2005/09/18 19:32
ジェミニも観ました(^^)良かった~~~~
ずっと思ってたのですが、大森さんって松本明子に似てません??(^^;)
投稿: Ishida | 2005/09/20 00:23