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2005年6月

万能グローブガラパゴスダイナモス「ガラパゴスダイナモス」

万能グローブガラパゴスダイナモス「ガラパゴスダイナモス」 
 日時:2005年6月25日 19:30開演
 会場:ぽんプラザホール

 若い。
 悪い意味で。

 発電所って、原子力発電所だよね?違ったらごめんなさい。
 だとすれば、原子力についてあまりにも無知すぎやしないだろうか。
 私の後ろの席の人も、終演後に「核についてもっと勉強して欲しいよね」と言っていたので、少なくとも客席中ふたりはそういう印象をもったと考えられる。
 劇団メンバーおよび出演者は、誰もこの脚本に突っ込みを入れなかったんだろうか?

 私はこの芝居を見て、とにかく悲しくて情けなくて仕方がなかった。おとなとして。
 客席には何人かおとながいたし、たぶん彼らの親もいただろう。我々おとなは、この国に核爆弾が落とされて60年、そのことを若者にこの程度しか伝えることが出来ていないことを反省しなければならないと思う。

 客席にはたくさんの若者がいた。
 若者にお願いしたい。この芝居を見ておかしいと思ったら、それを彼らに伝えてあげてほしい。
 この芝居のなかにあったおかしさは、「ちょっとおかしいけど、まあいいよね、このくらい」で許されるレベルのおかしさではなかった。「脚本家が一生懸命書いたんだから、おかしいから直せなんて言えないよね」なんて言ってるレベルではなかった。友達なら言ってやれ。「おまえ、そんなことも知らないの?恥ずかしいよ」って。

 役者。
 川口大樹くんはやっぱり良い。
 どんな状況でも、彼は自由な方向にもっていける。しかも笑いが取れる。
 今のうちにいろんな人とやって、もっともっと幅を広げてほしいです。

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Blogの更新通知について

 この「SUN CHILD's」は(たぶん)FPAPのリンク集にしかリンクされておらず、検索エンジンで検索をかけてもひっかからないようになっています。このたび、FPAPの「九州舞台関係blogリスト」に載せていただき、fringeの「注目のウェブログから」にも載っけていただいているのですが、このblogは更新通知をオフにしておりまして、更新されてもリストに反映されません。今のところ、更新通知をオンにする予定もありません。理由はいくつかあるのですが、ひとつあげれば、あんまりいろんなひとに見られなくていいやっていう・・・。これはあれです。泊さんが書いていた「見ないで!でもちょっとだけ見て」ってやつです。たぶん。
 アクセス数は毎日チェックしていて、アクセス数が多いとやっぱり嬉しかったりします。でも、それと同時に「誰が見ているのかわからない」ことに恐怖を感じたりもしています。私はよく、いきなりひとのBlogにTB貼ったり、コメントつけたり、掲示板に書き込んだりしますが、それは「私はここを見てます」っていう意思表示の意味もあります。と、今書きながら思っています。
 
 ただ、パソコン通信出身で、ネット上で意見を交換することでたくさんの仲間を作ってきた経験から、blogを通じて、読んでくれた方たちと対話が出来たらいいなあと思っています。様々な作品の感想は、対話のきっかけに過ぎません。ここを読んだ人には是非コメントやトラックバック(←これは感動的な機能です)をつけていただきたいと思います。

 そんなわがままなSUN CHILD'sですが、今後ともどうぞよろしく。

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「その河をこえて、五月」

「その河をこえて、五月」
 日時:2005年6月11日(土) 18:00開演
 会場:北九州芸術劇場中劇場

 2002年の初演は、東京とソウルのみでの公演で見られなかった。とても評判のよかった芝居だったので、今回は北九州で見られて本当に嬉しい。

 とにかく完璧に作りこまれた芝居で、感想が書きにくいのだけれど、ひとことで言うなれば韓国人家族のオモニ役・白星姫(ペク・ソンヒ)さんと三田和代さんベテラン女優二人の芝居がすばらしかった。特に、自身も日帝時代に皇民教育をうけたという白先生の存在感はすごかった。きれいでおいしい和菓子が好き、日帝時代に送った少女時代は懐かしい、目の前にいるほぼ同じ年の日本女性に親しみを感じる、でも子どもが日本人と結婚するのは嫌、お菓子を持って帰ったときに親に叱られたことは絶対に忘れない・・・。決して差別をしたり、悪く思っているわけではないのだけれど、どうしても許せなかったり、嫌だったりする、そんな心情が本当によく伝わってきた。
 ラストシーン、私は気づかなかったのだけれど、くっつけてもなお敷物のあいだに距離があったという。そう。韓国はお隣の国。とても近いけれど、ぴったりくっついているわけではない。ひとつでもない。私は私、あなたはあなた。あなたのここが好きで、ここが嫌い。それはきちんと伝えなければならないし、それにはきちんと耳を傾けたいと思う。「知る」ことで、心情は間違いなく変わる。それは日韓だけでなく、何事においても、だ。

 ところで、たにせさんが指摘されていた桜の花びら、私も冒頭からずーっと気になっていました。たにせさんやたかさきさんから見ても謎の技術だったのね。

 在日韓国人の役で出演されていた小須田康人さんの日記には、初演と今回の稽古の様子から本番の舞台裏まで詳細に報告されています。これを読むと楽しさ倍増だと思います。
 今回:2005年4月第2週~
 初演:2002年4月第4週~ 

 あと、泊さんの感想がまたイイです。

 あー、それにしても、韓国料理が食べたくなりました。
 ちなみに終演後は旦過のおでん屋台でおでんとおはぎを食し、天神に着いた時にはもう終バスでした。あぶない、あぶない。

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あなピグモ捕獲団次回公演発表!

 2003年12月をもって福岡での活動を休止し、現在は東京で活動する「あなピグモ捕獲団」が、8月に『服部の城』を再演。公演の概要がHP上に発表されました。

 初めてあなピグモ捕獲団の芝居を見たのは、1999年2月のこと。まどかぴあKIN-DO芝居で上演された「Master Piece」でした。それまでネット仲間や高校生などから薦められていながらも、見に行く機会を逃していたのですが、まどかぴあがうちから行きやすかったこともあって、出かけました。(このときの出会いに関してはいくつか書いておきたいエピソードがあるのだけれど、それはまたの機会に譲るとして)
そのとき私はNIFTY-SERVEシアターフォーラムの地方演劇会議室にこう書いてます。

(以下転載)********************

03500/03502 ******** SUN CHILD RE:遅R/あなピグモ捕獲団「Master Piece」
(10) 99/03/05 07:06 03475へのコメント

○○○ 様

 ごぶさたしてます。
 あなピグモさん、私も土曜日に観ました。

 評判は耳にしていたのですが、本当にいい芝居でした。
 もちろん、今回の芝居に関して批判をすればキリがないのですが、とにかく、
猛烈に「次が観たい!」と思いました。
 観客として「次が観たい」と思うことは、結構幸せなことなのです。それは、
明日のことを考えることができるから。人生のスタンスとして「傍観者」的な私
にとって、目の前の出来事や事実や人が「この先どうなるんだろう」ということ
がいちばんの関心事です。でも、そう思うことって、最近少なくなってしまった。
 役者も脚本も、全部ひっくるめて、本当に「次」を楽しみにしています。

(NIFTY-SERVEシアターフォーラム演劇館10番会議室(当時)より・一部改)*****

 それ以来、毎回欠かさず公演を見に行っているのですが、彼らに対しては1999年12月に上演された「ゴドーみたいに待たれながら・改」の感想として書いた次の文章が今も変わらない気持ちです。公演の成功を祈って、ここに転載します。

(以下転載)********************

08406/08450 ******** SUN CHILD R/「ゴドーみたいに待たれながら・改」(福
( 3) 99/12/23 20:29

あなピグモ捕獲団Volume. 8
「ゴドーみたいに待たれながら・改」
1999年12月23日(木)15:30開演
あじびホール

脚本・演出:福永郁央
出演:木村健二/石井亜矢/遠藤咲子/増田陽子/渡辺琢磨
舞台監督:権藤智海
照明:西本正明
音響:渡口陽子
映写:光安和幸

(感想)
 私はどちらかというと「コトバ」に徹底的にこだわって、とにかくコトバでう
まく伝えられないものかと考え続けてきた人間です。そういう人間からみると、
あなピグモ捕獲団にはコトバが足りない。伝えたいことはあるらしい。けれども、
それを伝えるコトバが見つからないらしい、ということがよくわかる。
 かといって、芝居でそれを伝えることに「成功」しているかは疑問。いや、
「伝えたいことはあるらしい」とわかった時点で、すでに成功しているのかも知
れない。でも、もう少し何かが欲しい。ダンス、身体の動き、少なくとも「演劇」
で何かを表現しようとするなら、そういったコトバではないなにかでもっともっ
と表現して欲しい。

 そんな中で、役者木村健二が光っていた。もともとそういう芝居なのかもしれ
ないけど、今回は木村健二の一人勝ち。

 なんだか否定的な感想になってしまったけれど、私は、あなピグモさんが「コ
トバ」だけではない「演劇」というメディアで、どこまで表現できるのか、どこ
まで遠く飛べるのか、本当に楽しみにしています。きっちり見届けてやろうと思
っています。

*******************

 1月に東京公演あり。
 2000年1月8日(土)~9日(日)こまばアゴラ劇場
 (第12回大世紀末演劇展参加公演)

        SUN CHILD

(NIFTY-SERVEシアターフォーラム演劇館3番会議室(当時)より)********

 ただ、あなピグモ捕獲団に関しては、いくら語ってもその魅力をうまく語ることができない。一生かけて取っ組みあう所存でございます。

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ギンギラ太陽'Sが東京公演!

 FPAPのニュースで、ギンギラ太陽'Sが東京公演をすることを知った。しかもパルコ劇場。過去一度だけ行ったことがあるけれど、演目は松本幸四郎ファミリーが総出演の「マトリョーシカ」だった。そんな劇場でギンギラ太陽'Sがやるなんて、なんだかすごい。ギンギラの客層や演目を考えれば、下北沢とか新宿じゃなくて渋谷ということなのかな。

 ギンギラとの出会いは、昔書いているけれど、あれから5年、こんなことになるとは思っていなかった。

 fringeの荻野さんのコラムには、「博多駅前信用金庫」のことが書かれているが、私はこの公演で初めて大塚ムネトさんを見た。「シティ情報ふくおか」で、名前だけは見たことがあったのだけれど、実際に見て地元の役者の中では抜群にうまい人だと思った。
 ひょんなことから、何度かお話させていただく機会があったけれど、とにかく「福岡で演劇を盛んにしたい!」という想いにあふれていて、それを着実に実現してきた方である。想いだけは私も同じだけれど、結局何にもできてないなぁ。大塚さんと知り合うきっかけになった、ある「いつかやりたい企画」があるのだけれど、結局実現できていないしなぁ。

 ともあれ、東京でたくさんの人にギンギラを見てもらいたいし、たくさんの人にギンギラを見に福岡に来てもらいたい。過去何度か福岡でオフ会を企画したけれど、幹事の私の力不足もあって不発に終わったもの多数。今度こそ、「福岡ギンギラオフ」をやりたい。少なくとも第三舞台封印公演オフと同じくらいは人を集めて。

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