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2004年11月

Hアールカオス「白夜」

Hアールカオス「白夜」
日時:2004年11月21日(日)16:00開演
会場:北九州芸術劇場 中劇場

 きっかけは2000年の「エリザベート」だった。トートダンサーの激しいダンスに魅せられ、振り付けが大島早紀子さんと知って、本公演を一度みてみたいと思った。北九州公演は1公演のみ。ありがとう、芸術劇場!
 
 つかのさんが「踊りに行くぜ」の感想で「ダンスではない」というようなことを書いていたけれど、なるほど、これぐらいびちびちしたのがダンスだな、とちょっと納得した。

 白河さんは、余計なものがすべて削ぎ落とされたからだで踊る。最初は男っぽいとまで思えてしまったのだけれど、そうじゃなくて御仏のような感じ。しかし、ダンスの最中妙に女性らしかったりする。
 ワイヤーにつられたり、映し出される映像は「マトリックス」を思い出したし、途中からこれでもかと降ってくる白い紙には「ヒーロー」を思い出した。なんだか、ダンスによって重力から自由になりたいのかなと思った。
 
 途中の黒いスーツのようなものを着てソファを使ったダンスは、映像も使って、まなざしとか、孤独とか、そんなものを感じた。一人暮らしの働く独身女性。バタバタ踊り狂うのがなんだか、ね。

 カーテンコールで穏やかな笑顔を浮かべていらして白河さんがとてもきれいだった。踊っているときの張り詰めた表情とは対照的に。

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劇団☆新感線「髑髏城の七人~アカドクロ」映像版」

 97年11月、この芝居を見ていなかったら、今ごろ私の観劇本数はもっと少ないだろうし、東京だの大阪だのに遠征する機会ももっと少ないと思う。
 そもそも、劇団☆新感線自体がこの芝居をきっかけに大きく変わった。

 思い立って小倉まで車を飛ばした。大阪でアカドクロは見たのに。先月東京でアオドクロも見たのに。
 もっとも、実を言えばどちらも97年の感動にかなわなかった。

 しかし、だ。
 小倉まで行ってよかった。おもしろかったのだ。舞台じゃないのに。
 古田新太がかっこよかったのだ。
 でぶなのに。法界坊とマカロニウエスタンを足したような変な衣装だったのに。
 あの、初演のときの古田がよみがえった。 

 大阪で見たときは、前日仕事して「ドライブイン カリフォルニア」を観て、夜行列車で大阪入りして、迷子になって歩き回った後に、2階席から見たせいか、いまいちだった。映像版では、走り回る役者をカメラが追いかけるシーンにはちょっと不満があったものの、総じてよくできていた。殺陣のシーンなんて、むしろ編集したことでかっこよくなっていた。むやみやたらにアップがなかったのもよかった。
 改めて、古田がかっこいい。佐藤仁美がものすごくうまい。女の水野美紀が蘭兵衛で許せた。じゅんさんもかっこいい。簡単な舞台装置で、歌もなく、花道もなく、役者の芝居を存分に見せる演出がよかった。いのうえさんが自信を持って「最高の出来」と言っていた理由がよくわかった。新国立のひろーい舞台の向こう側へ走りこんでいく役者たちがものすごく感動的だった。

 こういう形で何度も舞台を楽しめるというのもいいものだなと思った。
 安いし。チケットとりやすいし。
 もちろん、生の舞台は生でしか味わえない良さがたくさんあるのだけれど、それとは違った形でこういうのもありだと思った。

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ギンギラ太陽’s「南国から来た寒いヤツ」

ギンギラ太陽’s「南国から来た寒いヤツ」
日時:2004年11月13日(土)18:30
会場:嘉穂劇場(福岡県飯塚市)

 5時半に開場して、西鉄バス軍団との記念写真会などもあったようです。
 ひよこ侍や千鳥饅頭チロル十円兵衛など、筑豊のお菓子たちが大活躍する冒険活劇。お話もよくできていたし、泣かせどころも満載。ちゃんと嘉穂劇場復活おめでとうのイベントとして、地元飯塚の太鼓を取り入れたり、地元商店街の方々がご挨拶に登場したりと盛りだくさん。ちゃんと舞台装置のセリや回りも使って(ちょっと手間取ったりしていたけれど)、存分に楽しませてもらいました。いつものギンギラよりも装置も凝っていました。
 3時間に及ぶ超大作(途中10分休憩あり)は、なんだか劇団☆新感線テイストで、大濠高校の伝統なのかな、とちょっと感じてしまいました。あー、新感線にも嘉穂劇場でやってもらいたいなー。凱旋ってことで。ギンギラは、次は博多座でひよこ侍だ!

役者、今回は誰が誰やらわからなかったのですが、西鉄よりは格段に大きな嘉穂劇場でも十分に伝わるものがありました。逆に、あの小屋にはそういう魔術があるのかもしれません。先週の野次喜多は、小屋でちょっと魅力が半減してしまったところがあったようにおもうのですが、今週は小屋の魅力も堪能しました。
嘉穂劇場復活万歳!

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