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「贋作 桜の森の満開の下」

NODA・MAP「贋作 桜の森の満開の下」
 日時:2018年10月28日(日)13:00開演
 会場:北九州芸術劇場大ホール

 夢の遊眠社版、2000年の国立劇場版とも観ていない。

 昨年夏の、歌舞伎版「桜の森の満開の下」を経て、満を持してのNODA・MAP版!
 耳男=妻夫木聡、夜長姫=深津絵里をはじめ、マナコ=古田新太、オオアマ=天海祐希、早寝姫=門脇麦、その他、銀粉蝶、大倉孝二、藤井隆、秋山奈津子、池田成志…すごすぎるキャスト…。
 優先予約で早々と手に入れたチケットはE列上手サイドという超前方のお席で、めちゃくちゃ楽しみにしていた。

 冒頭、真っ暗な舞台にあかりが入り、そこは一瞬で鬼が蠢く、満開の桜の森になる。
 そして、客席に設けられた花道から、耳男が走りこんでくる。

 う~ん…。
 私の中では、昨年見た歌舞伎版の印象が強すぎた。
 特に、夜長姫登場の場面では、七之助さんの夜長姫のインパクトが強烈すぎて、深津さんのかわいらしい声に、あれ?と思ってしまった。まぁ、夜長姫と早寝姫のメイクと衣装はある意味インパクトありましたけど。…なんであんなメイクなんだ…なんであんな色の衣装なのだ…いや、あの世界の中に置くにはあれくらいの色使いをしないと負けちゃうんだろうけれども。

 印象に残ったのは、三名人が作った弥勒菩薩のうち、耳男が彫った弥勒を見た瞬間の夜長姫。
 それまで、ヒダの王家のヒメとして、好き放題にふるまっていた夜長姫の、ほんとうの表情があの瞬間に見えた気がした。大好きな耳男の目に、自分はこんなふうに見えていたのか、と凍り付くような表情。そのあとすぐに落ち着きを取り戻して 平然と、「他の二つに比べて、百層倍も、千層倍も気に入りました」と、感情を込めずに言い放つ。その裏で、ヒメのココロがどれほど動いていたか。
 
 天海祐希さん、かっこいい。宝塚退団以来の男役だったそうで、宝塚の文法での動きが実際の男性の動きとは違うのに、ある意味男性っぽくてとにかくカッコいい。カラフルなゴムを使った早寝姫とのシーンは、アンサンブルの皆さんの大活躍もあって、本当に銀幕のスター!な感じになっていた。しかし、あの大仏みたいな髪型はいかがなものか…。

 そんなわけで、ちょっと不満の残る観劇となりました。
 いいもん、明日も観るから…。

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