「THE BEE(ロンドン版)」
NODA・MAP番外公演「THE BEE(ロンドン版)」
日時:2007年7月28日(土)16:00開演
会場:シアタートラム
昨年イギリスで初演され、大絶賛されたという本作。
イギリス人俳優と野田秀樹によって英語で演じられ、舞台両脇に日本語字幕がつく。しかし、字幕に目が行ってしまうと、舞台から集中が途切れてかなりつらかった。日本版は観ていないし、ネタバレが嫌でまったく情報を仕入れていなかったのだけれど、脚本を読んでから行けばよかったかも。もともと英語版が先にあったとのことなので、英語版の脚本も読んでみたい。
特に、劇中に蜂が登場する場面では、何がなにやらさっぱりわからず。蜂がいるということも、蜂に恐怖していたということすらも、戯曲を読んでやっとわかった。そもそも、タイトルが「蜂」だということすら意識の外だった・・・。家に帰って辞書を引いたら、「勤勉な人」という意味があるんだね。あちこちで拾った劇評に”他者を攻撃することが自己破滅につながる”“自爆テロを連想させる”というのがあって、なるほどと思う。
私は終盤、郵便物のやり取りをする場面にようやく報復合戦の構図を見ました。
でも、よくわからなかったなりに、すごく濃密な舞台だという印象を持った。
警察やマスコミの問題、家庭における男女の役割、日常に潜む暴力、暴力の連鎖・・・。
ちょっとした小道具にも、たくさんのイメージが込められていたように思う。オルゴールの“白鳥の湖”や息子への誕生日プレゼント、まな板のとんとんという音が象徴する日常の幸福。
冒頭のキャサリン・ハンターには、あれ?男?女?と戸惑ってしまった。
オゴロの妻役である野田さんがきれい・・・。
イドとオゴロの妻の男女入れ替えキャストは、印象を抽象的にしていて、あまり生々しい感じがなく、良かったと思う。
イギリス人俳優たち、特にキャサリン・ハンターとグリン・ブチャードの身体表現の美しさに感動。イギリス人って、そういう身体表現が苦手というイメージがあったので、なおさら驚いた。
あーやっぱり日本語版も観たかった・・・。
しかし、あれから1週間経ってなお、頭の中では「剣の舞」が、がんがん流れてます。
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