「冒険王07」
北九州芸術劇場プロデュース「冒険王07」
日時:2007年1月20日(土)19:00開演
会場:北九州芸術劇場小劇場
北九州芸術劇場プロデュースの「冒険王04」は見られなかったのですが、98年版を観ています。今、当時のパンフを引っ張り出してみましたが、驚いたね。みのちんは有門さんだったんだね。寺田さんだったとばっかり思ってました。あと、泊さんが先生の孫としてご出演。そうだったなぁ・・・。ちなみにこの「冒険王98」のオーディションで、寺田剛(当時)さん・橋本茜さん・内山ナオミさんが参加。橋本の妻役だった黒崎あかねさんは現在北九州芸術劇場勤務で、04/07では制作として「冒険王」に関わっていらっしゃいます。
そんな昔話はどうでもいいとして。
劇場に入ってびっくり、セットがすごい!でかい!
客入れは懐かしのアニメソング大全集。岩崎さんのセレクションでしょうか。いつもながら楽しい演出です。
冒頭、小劇場のキャットウォークに役者さん登場。おおお、こんな使い方もありか!
そしてセットが回る!ひえええ。お金かかってるなぁ~。
役者さんたちが元気よく走り回る。寺田さんがこんなにどたばたと走り回って大騒ぎするのも珍しい。木村さんの半ズボン姿が衝撃的。近藤さんもよく動く。うまいなぁ。門司さんが久々に元気よく暴れている。有門さんは、おばちゃんたちの笑いをかっさらっていた。その他の役者さんたちも皆、実力ある方ばかりで贅沢な舞台。
岩崎さんの演出が、がちゃがちゃと賑やかでなんだかちょっと意外。アントロノフと子どもたちの勝負の場面なんか、ちょっとやりすぎじゃないかと思うほど。照明もカラフルで、エンディングのダンスまで、とても楽しい舞台でした。
この芝居、おとなになることを受け入れる芝居だと思ってた。
再演ということで、どうしても98と比べてしまうのだけれど、あの時は私もまだ20代で、おとなにならなきゃいけないとわかっていながら、どこかまだおとなになりきれていない部分があり、みのちんのとまどいにものすごく共感して泣かされた覚えがある。
あれから9年経って、こんな私でもひととおり仕事ができるようになり、ちゃんとおとなであることを受け入れられるようになった。それはたぶん泊さんも岩崎さんも同じで、そのせいかおとなのシーンでは、みのちんのおとなになりきれない微妙な心情やとまどいがうまく表現されていなかったように感じた。というより、もうそういう芝居ではなかったのかもしれない。なんだかもうみんなちゃんとおとなを受け入れちゃってて、6年生を見る目も、自分の子どもを見るような目線に変わりつつあった。
終演後のアフタートークで「40代の『冒険王』が見たい」という話が出ましたが、私も観てみたいと思いました。もちろん、これはこれですごく好きなんだけれど、40代のおとなは30代前半とはまた違ったものを背負っているはずだから。ただ、私は結婚してないし、子どももいないし、一般的40代には共感できないかな。
それでも、ラストのまもくんとみのちんの会話には、「おとなでよかったなぁ、おとなは楽しいよなぁ」と思えました。心から。
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