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2006/12/17

「キャトル・トロワ・セゾン」

最新旧型機クロックアップ・サイリックス「キャトル・トロワ・セゾン」
 日時:2006年12月17日(日)18:00開演
 会場:ぽんプラザホール

 めったにしない2回観劇ですが、行ってよかったです。

 ジョン王がいたイングランド
 幻の王国
 とある国々が、あるいは人々が、わがままを言ったり、ぐっとがまんしたり、金にモノを言わせたり、何にもせずにただ甘えていたりする現実の世界

 そんないくつものイメージがくるくると入れ替わりながら、いろんな集団の崩壊と再生と、それに関わるひとの苦悩とあきらめと、そしてあきらめきれなくてまた這い上がる姿が見えたような気がした。
 そこにはまた、ひとつの劇団を解散して新しい劇団を立ち上げた初演時の、そして今また濱崎さんが退団して、新しいスタートを切ろうとするクロサイの姿も見えた。

 凍てついた大地を耕し、種をまく
 米、麦、豆。あるいは何も
 やがて来る秋の実りを待ち続け、春、夏、そして冬
 また凍てついた大地を耕す

 種をまくために耕した大地は墓穴に
 弔いに花の種をまこう
 それは人々の腹を満たさないかもしれない
 けれど、心を満たすことはできるだろう

 culture(文化)という言葉の語源はcultivate(耕す)だとか。
 耕しても耕しても不毛に見えるこの地。
 別の場所を求めてこの地を去る人も多いけれど、私はあの日心を残して去ったこの地に帰って来た。

 春、夏、やがて冬
 まいた種がやがて芽を出し、いつかの秋にきっと豊かな実りをもたらしますように
 私は太陽になる
 凍てついた大地を解かし、春には暖かいぬくもりを、夏には照りつける厳しい暑さをもたらす、太陽になろう
 ただこの場から、見つめ続けることしかできないけれど

 濱崎留衣さんは今後も芝居を続けるとのこと。
 また、どこかで。

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