「漂う電球」
オリガト・プラスティコ「漂う電球」
日時:2006年10月22日(日)18:00開演
会場:メルパルクホール福岡
ウッディ・アレンの脚本をケラさんが演出した作品。
しかし。
わたしはこの手の翻訳モノが非常に苦手だ。何がって、いかにも翻訳な日本語にどうしてもなじめない。なんだか吹き替えの映画を見ているみたいで、すごく不自然。頭の中では日本語→英語の変換をしようとしてしまう。
あと、アメリカも苦手。ウッディ・アレンはアメリカではあまり受けていないそうで、むしろヨーロッパや日本での評価が高いらしいけれど、それでも物語の根底に流れる価値観はものすごくアメリカンだ。登場人物たちはそのアメリカ的な価値観になじめないというか、アメリカ的価値観から見ると“敗北者”みたいな人ばかりなのだけれど、なじめないことをなんだか恥じているようで、ちいさくなっているところがもどかしかった。私はアメリカ的価値観にどこか疑問を感じているので、非常にいらいらしたし、笑ってほしいツボもわかるんだけど、そこで笑っちゃうことにむしろ罪悪感を感じてしまうのだった。まあ、客席もあんまり笑ってなかったんだけど。特に前半、役者さんがえらく固かったように見えたので、そのせいもあって、笑えるところも笑えなかったのかも。
ともあれ、今回の目当ては超私好みの男優陣。
岡田義徳くんのことはなぜか以前とても嫌いだったのですが、「木更津キャッツアイ」のうっちー以来大好きになりました。最近ではテレビ・映画・舞台とマルチな活躍。追いかけるのが大変です。「木更津~」では、渡辺いっけいさんが岡田君の父親役だったため、私の頭の中では父親=いっけいさんという図式ができあがってしまっており、1幕はかなりいらいらしました。だっていっけいさん出てこないんだもん!なんで伊藤さんが父親なの!?
2幕でやっと登場したいっけいさん。んー、この空間に置くとちょっと暑苦しい感じ・・・。大好きな役者さんだけに、この使われ方にはちょっと不満。
高橋一生くんはずいぶんとおとなしい印象。彼もちょっともったいない感じがしたなぁ。ドラマ「吾輩は主婦である」でもこんな感じではありましたが。
広岡さんはちょっといっちゃった感じのお母さんを好演。彼女の持つちょっと湿っぽくて重い雰囲気は、この芝居に合っていたと思う。
総じて、やっぱりなんだか、ケラさんは苦手なのでした・・・。
いや、見には行くんだけども。
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