「メタルマクベス」
SHINKANSEN☆RS「METAL MACBETH」
日時:2006年5月7日(日)12時開演
会場:まつもと市民芸術館主ホール
GWは毎年仕事なのである。
今年も4月29日~5月5日までなんちゃっても含めて、とりあえず仕事に行った。
そして、5日夜。いつもお世話になっている寝台特急あかつき・なは号レガートシート(女性専用席)に乗り込んだ。
内野聖陽と松たか子に上篠恒彦、とくれば、ストレートプレイでも十分な役者陣。
そこへ来て、脚本に宮藤官九郎だよ。えええー?
見ないわけにはいかないじゃないですか!
「まあ、だからといって松本までは行かないわよ」と同僚には言われたが、今回の旅はそれだけに終わらず楽しい旅だったからいいんだい!
「マクベス」は初見。
その昔、段田安則&南果歩+大高洋夫の公演を、訳あって当日キャンセルしたことがあるのだが。
役名を見てびっくり。
ランダムスター・エクスプローラー・ESP・レスポール・グレコ・パール・ヤマハ・・・
これって全部楽器関係の名前だよね? 私は80年代にアルフィーファンをやっていたおかげで、このあたりの楽器メーカーおよびギターの名前にけっこう詳しい。”ランダムスター”といえば、「星空のディスタンス」のころ、高見沢俊彦がよく弾いてたギターじゃないか? ”ランディー・ローズ”っていったらあれだ、高見沢氏がその後愛用してたピンクのギターでしょ?ギタリストの名前なんだよね。
というわけで、この役名を見て思った。
「あのー、本当にシェイクスピアの『マクベス』をやるんでしょうか?」
果たして、本当にシェイクスピアの『マクベス』だった。紛うことなく。
それが、80年代~00年代のヘビメタバンドの世界と、近未来の王国間の戦いという二重構造の中に見事におさまっていた。脚本が本当によく出来ている。マーシャルアンプに囲まれるって、ホント80年代のギタリストの夢だったと思うもんね(実際、アルフィーは当時、コンサートステージ上にマーシャルの壁を作った)。「メタルマクベス」というタイトルから思いついてそんな脚本を書いた宮藤官九郎の手腕にも驚くけれど、シェイクスピアの戯曲はこんな大胆な脚色にもめげずに、時代を超えてなお人間の本質を表現する。
役者さん。
内野聖陽はさすがの安定感。でも、まだまだいける!と思うんだよなあ。まあ、あと2ヶ月ありますから、どう変わっていくか楽しみ(ってまた見るのか?)
松たか子も、おバカからはじまって、変幻自在の表情を見せる。まず、かわいい。そしてこわい・・・。それから、狂気の芝居がすごい。
クライマックスのこの二人の演技は泣けました。
上條恒彦さんは陽気なおじちゃんで、歌もお芝居もお上手でした。長野県の出身だそうで、土曜日の終演後には、劇場内のカフェで「上條恒彦を囲む会」が催されていました。
今回の大当たりはなんと言っても森山未来くん。「セカチュー」のアイドルだと思っていた(見てないくせに)ら、なんのなんの、歌って踊って芝居もうまい舞台俳優でした。特に80年代のシーンで、歌う前にウォームアップをしているのですが、体はやわらかいし、明らかにダンサーの体。って、もともとダンサーなんですね。うっちーのギターソロを止めさせて、見事なタップソロも披露してくれました。
あと、気になったのは王様専属シンガー・冠君。最初から最後までたくさん歌ってくれました。
パンフレットはLPジャケット仕様。買っちゃったよ~・・・。
「メタルマクベス」のスペシャルDVD入りです。
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