「埋められた子ども」
劇団GIGA第15回公演「埋められた子ども」
日時:2006年5月12日(金)21:00開演
会場:クラブAIR
ある日、私の元に届いた劇団GIGAからのDMには、職場のごく近所にある小さな郵便局の、料金別納印が押されていた。中から出てきたチラシには見覚えのある名前、同僚の名前が書かれていた。翌日、同僚に尋ねてみたところ、まさにそのDMは同僚の手によって、近所の郵便局から出されたものだった。
8年前の話である。
そういうわけで劇団GIGAを初めて見たのは、第6回公演「-1」だった。とてもおもしろくて、niftyの98年演劇ベストテンにも投票。しかし、それから一度も見に行ってない・・・。ごめんなさい。
今回見に行くきっかけになったのは、型押しのきれいなチラシ。山田恵理香演出。サム・シェパードの脚本。そして、8年ぶりに見る元同僚の名前。
しかし、平日観劇はやはり容易ではなく、金曜日の終業後、へとへとに疲れてレストランに入り、注文を終えて開いた携帯電話のスケジュールで、予約していたことを思い出した(汗)。時刻は20時30分・・・。「すみません、帰ります」と店を出て、都市高をぶっ飛ばし、15分で会場に到着。あー、間に合った!
さて、芝居。
クラブの上階にある会場には、ドンドコと重低音が響き、アングラなにおいがぷんぷんする。早口で、独特のイントネーションでまくし立てられるせりふがほとんど聞き取れない。芝居が進んでいくにつれ、これってアメリカのストレートプレイじゃん、と気付く。ここまで前衛的?な演出にしなくても、と違和感を抱く。なんというか、脚本と演出と役者の方向性が全部ばらばらで、それぞれが持つ良さを相殺してしまっているような感じがした。
終演後に読んだ当日パンフの演出ノートに“違和感”の文字。ふーむ、そういう意味での“違和感”演出だったのでしょうか。演出のおもしろさは評価する。役者のもつある種の力も評価する。脚本もとてもおもしろい。けれど、それらが“芝居”として統合されたときに、脚本の持つおもしろさが伝わりにくかったし、総合的には1+1+1=1みたいなもったいなさを感じた。
終演後、東京在住のOさんに声をかけられる。ひさしぶりに劇場で知り合いに偶然会う経験をしたので、嬉しくて屋台ラーメンに同行。車じゃなくて、翌日仕事じゃなかったら飲みに行ったんですけど。ごめんなさいね。ありがとうございました。
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