ギャングママMAX「TRIO THE FUNK IN THE BED ROOM」
ギャングママMAX「TRIO THE FUNK IN THE BED ROOM」
日時:2005年11月22日(火) 15:00開演
会場:ぽんプラザホール
劇場に入ってまず、セットのできばえの素晴らしさに感動。
さて、どんな世界が展開されるのか、楽しみになる。
けど。
うーん・・・。なんとも消化不良。
前半でとっ散らかされたネタが、後半できちんと回収されなかったように感じられたのが残念だった。市長の像とか、ミステリーサークルとか、宇宙人にはもうひとこと欲しかったんだけど。まあ、きれいにまとまりすぎるのも好きじゃないのですが。
この話ね、私は最終的に「愛」の物語だと思ったのね。
アソウがキョウコを殺したのは、愛ゆえにだと思った。
アソウは本当に心からひとを愛する人だったと思うのだ。キョウコを、ユタスケを、そしてガチャオを、異常なくらいに愛していたと思うのだ。だから、愛するユタスケがいなくなると寝込んでしまうし、溺愛するユタスケと関係したキョウコを許せなかったし、キョウコは才能ある(と信じている)のに劇団のお金を使い込むなんてつまらないことで信用をなくしてしまうのも情けなかったし、あたしがこんなに愛して尽くしてるのに、何であんたは豚汁なんか作るのよ!(←このあたりの論理のゆがみは、人を愛するとそうなるんだよ、ということで私なんかは非常に身につまされる)という気持ちで殴り倒して首を締めてしまったのだと思う。この気持ち、健全な一般の方には理解できないかもしれないし、だからって人ひとり殺していいわけがないのだが、こんなちんけな犯罪が世の中にはあふれかえっている。だからこそ、殴り殺すに値する説得力のある愛と理由が欲しかった。あの舞台上の3人の間には、人ひとりぶっ殺すに値するだけの激しい気持ちはなかったと思う。
ただ。
そんな歪んだ愛は一般的には許されるであろうはずもなく。
脚本はそのあたりもきちんとオトシマエつけておかなければならなかったと思う。
でないと、世の中には愛という名のもとに人を殺しかねない人がいますから。
そんなわけで。
この芝居、再演を激しく希望。
バカのふりして意外と計算してるユタスケ。
天真爛漫で極悪で、それでもめいっぱい愛されるキョウコ。
そして、激しく狂った愛を秘めたアソウ。
これらをちゃんと演れる役者がいるのか?
私のアタマの中にはとりあえず「大竹しのぶ」という名前が渦巻いてるんですけど。ちょっと違うか。
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