飛ぶ劇場オフシアターact.3「ゆうぐれスーパー」
飛ぶ劇場オフシアターact.3「ゆうぐれスーパー」
Next Generation Theatre 2005参加公演
日時:2005年4月23日(土) 15:00開演
会場:北九州芸術劇場小劇場
Next Generation Theatre とは、北九州芸術劇場で将来活躍してもらいたい次世代のクリエイターを紹介する企画。それぞれの舞台を、北九州芸術劇場の若手スタッフと共に創り上げる。今年度は、北九州で活動する20代の作・演出家4人を紹介。
熊本劇作家大会短編戯曲コンクールで賞を取った鵜飼秋子さんの作・演出。
私は賞をとった「かごめかごめ」もみているけれど、鵜飼さんの脚本にはなんだか孤独の匂いがする。
他人は信じない、けれど信じたい。誰かと一緒にいたい、でも誰とも一緒にいたくない。他人は信じるに値する。だから信じよう。そして一緒にいよう。そう思わせてくれる。
結論から言えば、とてもおもしろかったし、よい芝居だった。
けれど、母親が栗ちゃんを遠ざけようとすることがどうも納得いかなかった。
母親はきっと栗ちゃんのことが好きなのだし、最初の夫を忘れられないのだろう。ならばなぜ、再婚する?お兄ちゃんを家に置く?新しい男のところへ行く?おでんを食べていけと引き止める? そして、おでんを食べる? いやむしろ、だからこそそうしてしまうのだと思うのだが、それは「栗ちゃんにはもう頼れない」というのとは違うんじゃないか?
よくよく考えれば納得のいくことなのだけれど、舞台を見た限りではどうもしっくりこなかった。まあ、人の気持ちというのは理由があって動くものではなし、ありえない芝居よりも何倍もありえない行動に出てしまうわけで。
そして、HP掲示板の鵜飼さん自身のコメントによれば、勝(32)、栗田(30)らしいのだが、全くそうは見えなかった。栗ちゃんのほうが年上に見えました。
役者さん。
門司さんのわがまま娘がかわいい。ちょっとかわいすぎたかも。
内田ゆみさんがパワフル。あの空間の中で彼女だけがちゃんと他人と会話できる人だった。彼女だけが全くの他人であるにもかかわらず、彼女だけが積極的に関わろうとしていた。ああいう人、ある意味うらやましい。
あと、音響に関して、ごく小さい音量でバックに音が流れる場面がいくつかありましたが、最後近くにクリスマスソングだと判明するまで、リバウォの店内放送が聞こえて来るんだと思っていました。「最新の劇場なのに、店内放送が聞こえるんだ-」などど思っていました。うーん。
次週予告。
来週もNGT「のこされ劇場≡」を観に北九州に行きます。行こうかどうしようか迷っていた私に決心させた理由はチラシ。破れてるんですけど。事故ではないよね?この破れ。気になる・・・。
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コメント
すっごい今更だけど、私は「母親が栗ちゃんを好き」じゃなくて「栗ちゃんが自分のことを女として好きなのを察して困ってる(自分が揺れるのも含めて)」のだと思いました。
あと、のこ劇のチラシはみんな破れてたので作戦です。
気になったということは成功ですねー。
投稿 tanise | 2005/06/13 01:44
>たにせさん
あ、そっかー! そんな簡単なことだったのか。だとすれば、ますますもって複雑なキモチと複雑な関係が錯綜するわけですね。
でも、観ているときはずーっと納得がいかなくて、ものすごく気持ち悪かったんですよ。ちなみに、終演後にお話したつかのさんも、私とほぼ同じようなことをおっしゃってました。
投稿 SUN CHILD | 2005/06/13 21:37